人吉市の旅館「人吉温泉 鍋屋本館」は、新型コロナウイルスと闘う医療関係者や休業している同業者や飲食店を励まそうと、客室の照明でつくったハートマークで応援メッセージを送っている。
同旅館も営業自粛中で、旧館と新館計37室のうち、新館23室の明かりでハートの形をつくった。午後7時すぎから、球磨川河畔をハートマークの明かりが優しく照らす。会員制交流サイト(SNS)には「元気をもらえた」「泣けた」などの感謝のメッセージが寄せられている。
ライトアップは不定期で、4月いっぱい続ける。同旅館は「少しでも元気になってもらえたらうれしい」と話している。(吉田紳一)
熊本日日新聞 2020年4月24日掲載