岐阜県関市にある工場に潜入!
①ステンレスの板を機械にセットします。すると…
②レーザーが動き火花がパチパチ!
③上手にカーブしながらある形ができあがると、灼熱の試練が!
【ここで問題】
レーザーでくり抜いたのは一体、何でしょう?ヒントはこれがないと台所で困っちゃうものです!
【答え】包丁の刃
【ちょっと解説】
無駄にしないよう1枚のステンレスには隙間なく「刃」を描くんです。1枚で数十丁分の刃が取れるんだとか。このあと電気炉に入れて熱し、次に氷点下で冷やし再び温めます。「熱して」「冷やして」「温めて」。なんと1000度の高温から、マイナス80度まで。温度差で刃をとことん“鍛える”ことで硬さと粘りを生むんです。関の刀づくりを彷彿とさせますね。
高級包丁の刃にうっすらと浮かぶ独特の縞模様は「ダマスカス模様」といいます。「ガラスビーズ」と呼ばれる細かなガラスの粒子を箱型マシンの中で吹きつけることで生まれるんですよ。
※工場は総合刃物メーカー「貝印」
【工場fan編集局】