長崎県内離島「GW満席」情報はデマ 自治体、冷静な対応呼び掛け

コロナに関するうわさ、デマの見極めを

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 ゴールデンウイーク(GW)を前に、県内の一部離島で「島に向かう船が満席」との情報がインターネットや口コミで出回っているが、長崎新聞社が航路・航空路事業者に問い合わせたところ、誤りだと判明した。実際にはGW期間中、五島列島や対馬などと本土を結ぶ便の予約は、定員の1割以下にとどまっている。「デマ」が広がっているとみて、各社や自治体は冷静な対応を呼び掛けている。

 4月29日~5月6日の8日間について、定員に対する直近の予約率を各社に尋ねた。九州商船のジェットフォイルは長崎発福江行きが5.7%、長崎発有川行きは1.5%。博多と五島列島を結ぶ野母商船のフェリーは5%程度。五島産業汽船の高速船は、長崎-鯛ノ浦間が2%という。
 壱岐、対馬、五島各市と本土を飛行機で結ぶオリエンタルエアブリッジ(ORC)は、5路線全体の予約率が10.3%にとどまる。博多-壱岐-対馬航路を運航する九州郵船によると、5月2~6日は、ジェットフォイルの予約率が1~3%台となっている。
 ある船会社には「満席だと聞いた」「本土から大勢来るのでは」などの問い合わせが相次いだが、担当者は「予約は例年と比べられないほど減っていて、どこから出たデマなのか」と困惑。県内離島は医療体制が整っていないことなどから、首長らが来島自粛を求めている。