「生徒たちのために」を第一に考えて、県高総体開催可否の判断保留を決めた県高体連。後藤慶太会長に今後の課題などを聞いた。
-インターハイの中止決定を受けて。
3年間、全国での活躍を目標にしてきた選手、指導者のショックは計り知れない。松浦市でのなぎなた競技開催へ準備してきた関係者の方々、地元で日本一を目指してきた松浦高なぎなた部員の心中を察すると、残念という言葉だけでは言い表せない。
-臨時理事会、専門委員長会の内容は。
理事も専門委員長も子どもたちのために何とか開催してあげたいという強い思いはある。では、実際に開催する場合の課題をどうクリアして、安全安心に開けるのか。考えれば考えるほど、乗り越えなければならない点が多々ある。そこを協議した結果、開催判断の保留に至った。
-実施するならば、どのような方法が考えられるか。
無観客、地区別、競技別…など考えつつも、今はまだそれ以前の段階。やはり、子どもたちや大会を支えてくれる方々の安全安心が第一。
-延期はありえるか。
案も出てはいるけれど、いつ開催できるのか今はゴールが見えない。例えば7月なら大丈夫という確証がないので、日程の設定ができない。
-最終決断を5月中旬にした理由を。
6月6日から開催するならば、学校側の混乱を避けるためにもここがリミット。
-休校措置がさらに延びたとしたら。
期間によっては、さすがに6月6日の開幕は厳しくなるのではないか。まずは休校が解けて、部活動を安全安心にやれる状態にならないことには。それが大前提になってくるだろう。