「MLBドリーム・ブラケット」 レッズとドジャースが準決勝進出

注目のシミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」は、現地時間4月28日にナショナル・リーグ側の準々決勝が行われ、レッズがカージナルス、ドジャースがブリュワーズをそれぞれ4勝3敗で破って準決勝進出を決めた。準決勝はヤンキース対レッドソックス、レッズ対ドジャースの組み合わせで現地時間5月1日に行われる。

レッズとカージナルスによる名門球団同士の対戦は、7試合中5試合が1点差ゲームとなったように、最後まで勝者がわからない白熱した試合の連続だった。

カージナルスは、第1戦に6対5で勝利すると、第2戦はスタン・ミュージアルのタイムリー二塁打でサヨナラ勝ち。しかし、連敗スタートなったレッズも、第3戦をジョーイ・ボットーのサヨナラタイムリー二塁打で制し、第4戦と第5戦はいずれも3点差で勝利して準決勝進出に王手をかけた。

第6戦はカージナルス先発のディジー・ディーンが6回3安打無失点の好投を見せ、カージナルスが2対1で逃げ切り。ここまでの6試合はすべてホームチームが勝利し、3勝3敗で運命の第7戦に突入した。

カージナルスがクリス・カーペンター、レッズがマリオ・ソトの先発で始まった第7戦は、レッズが2回表に3点を先制するも、カージナルスが3回裏に1点、6回裏に2点を奪い、両軍ブルペンが粘って延長戦に突入。延長12回表にジョージ・フォスターがカージナルス7番手のジェイソン・イズリングハウゼンからソロ本塁打を放ち、これがレッズの準決勝進出を決める決勝点となった。

ナ・リーグの第1シードで優勝候補の一角に挙げられていたカージナルスは、第7戦の7回裏無死一二塁の勝ち越し機で強打者ロジャース・ホーンスビーにバントを指示するも、これが一塁へのポップフライとなって作戦失敗。このチャンスを逃したのが大きく響く結果となった。

ドジャースは、ジャイアンツとカブスを破って準々決勝まで勝ち進んできたブリュワーズと対戦。第7戦でドン・ドライスデールが8回8安打無失点の好投を見せ、最終回をエリック・ガニエが締めくくって準決勝進出を決めた。ドジャースが勝利した4試合でブリュワーズが奪った得点はわずか3点だけ。準々決勝でもドジャース投手陣の安定感は健在だった。

ドライスデールは第3戦でも8イニングを6安打無失点に抑えており、準々決勝では合計16イニング無失点。第2ラウンド唯一の登板では完封勝利をマークしており、直近3登板で合計25イニングを無失点に抑える見事なパフォーマンスを続けている。

ドライスデール以外の先発投手も好投を続けており、クレイトン・カーショウは2敗を喫したものの、防御率0.79を記録。サンディ・コーファックスは2度の先発で防御率2.19をマークし、オーレル・ハーシュハイザーは唯一の登板で8回3安打1失点の快投を披露した。ドジャース先発陣の今大会の防御率は1.78となっている。

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