【新型コロナ】横浜市で19人が新たに感染確認、うち1人が死亡

新型コロナウイルスの感染者について記者会見する横浜市の担当者ら=29日午後

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、横浜市は29日、新たに19人の感染が確認された、と発表した。うち、院内感染が起きた聖マリアンナ医科大横浜市西部病院(同市旭区)に入院していた高齢の男性が死亡。またクラスタ-(感染者集団)が発生している市内のグル-プホ-ム(GH)に入所し、感染が公表されていた70代の女性も亡くなった。市内の死者数は14人になった。

 亡くなった男性は3月上旬、別の病気で同病院に入院。呼吸が悪化し、今月27日に陽性と判明、その日に死亡した。

 19人のうち、男性を含む6人が同病院の入院患者で、同病院の感染確認者数は計29人になった。

 市内在住で県立磯子工業高校(定時制)に勤務する50代の男性教諭の感染も判明した。県教育委員会によると、教職員の感染確認は初。男性教諭は13日まで出勤し、14日に発症。24日に重度の肺炎の疑いがあると診断され、検査を受けた。臨時休校中で生徒と接触しておらず、症状が出ている同校の教職員はいない。同校は今後、校内を消毒する予定。

 70代の女性は28日に亡くなったという。

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