こいつらならアメリカでも戦える!! バスプロ伊藤巧のイチオシ「スピナーベイト」5選

日本を飛び出し、今や世界で活躍するバスプロアングラー・伊藤巧さん。その強さの秘密ともいえる要素の一つが柔軟な思考。そう。伊藤巧さんはメーカーの枠に縛られることなく選んだ「本当に釣れるルアー」で、数多の勝利を掴んできているのだ! この企画では、そんな信頼するルアーたちを伊藤巧さんが紹介してくれるぞ!

【Profile】
伊藤巧 (いとう・たくみ)
もはや説明不要のスーパーヤングアングラー。TBCでの活躍を皮切りに、H-1グランプリや陸王・艇王を制覇! その勢いでとうとう世界に飛び出し、今なおその活躍は止まらない!! ベイビーフェイス&優しい口調、時折飛び出すドS&過激発言のギャップがたまらないというファンが後を絶たないとか!? ちなみにタイトルは某DVDの雑パロです。

TAK CHOISES 5 スピナーベイト編

ブレード、ワイヤー、ヘッド、スカート…と様々なパーツが組み合わさって成り立つバスルアーのアイコン的ルアー。構造上、根掛りも少なく季節感も問わないなどかなり汎用性の高いルアーと言える。

クリスタルS ディーパーレンジ[ノリーズ]

【スペック】
●ウェイト:1/4、3/8、1/2、3/4oz ●カラー:22~27色 ●タイプ:ダブルウィロー

僕が日本でスピナーベイトを使うときに、最もベーシックだと思うスピナーベイトのひとつがクリスタルS ディーパーレンジの1/2オンスです。

浮き上がりにくく、ブレードもディーパーブレードでスピナーベイトの中では比較的弱めのタイプです。無風状態でも反応させやすいイメージですね。

1/2オンスで水深1メートルくらいのシャローを比較的な速めのスピードで巻いていくときに使います。

巻きやすいので、牛久沼や利根川水系など、様々なフィールドで多用するルアーです。

クリスタルS シャローロール[ノリーズ] 

【スペック】
●ウェイト:3/8oz ●カラー:28色 ●タイプ:ダブルコロラド

荒れてて存在感が必要な時でもゆっくり表層を巻いて使えるスペシャリスト。それがこのシャローロールです。

例えば強い濁りが入っている状況で、壁なんかにバスがぴったりくっついていても引っ張り上げて食わせることができる。そのくらいの強さがあります。他にも、浮桟橋みたいな浮いているものとかの横を巻くのにも適しています。

とにかく浅いレンジを強くゆっくり引いてくるのに向いているルアーですね。

プラクティスみたいに広く探っていく中で反応を得たいとき、ワームでは役に立たないくらいフィールドが荒れてしまっているときなどがこのスピナーベイトの出番になりますね。

クリスタルS パワーロール[ノリーズ]

【スペック】
●重さ:3/4、1oz ●タイプ:タンデムウィローリーフ ●カラー:18色

1オンスモデルを水深3~6メートルにある崩落跡やオダにバンッとぶつけて反射食いを狙います。

これだけ重さがあるので使うのが難しいと思われがちですが、そんなことはありません!! 僕もこれでそれを学びました(笑)。

狙いの水深までスムーズに沈められるし、ぶつけた感覚がわかりやすい。それでいて、強いルアーをぶつけることによるリアクションバイトを得やすいんですよ。

深いところをスピナーベイトで狙いたいなら絶対おすすめです!

ビーブル[ボトムアップ]

【スペック】
●ウェイト:3/8、1/2oz ●カラー:3/8オンス12色、1/2オンス8色 ●タイプ:TW(タンデムウィロー)・DW(ダブルウィロー)

スピナーベイトにはうるさい師匠(笑)を持つ僕でも衝撃を受けたスピナーベイトがビーブルです。

使い方や釣果なんかはいろんなところで紹介されていると思いますが、それらとは違って僕が実際に経験して驚いた使い方がガーグリングです。

サイトとか関係ないマッディウォーターで、引き波が立つくらいの水面直下をリトリーブしているときにドッカンと水面が割れたんです。その時に、このルアーの強みはスピナベサイトだけじゃないなと衝撃を受けたんです。

弱いのかなと思いきや抜群の引き抵抗感で、浮き上がりにくさもあるのでガーグリングみたいな使い方もできる。クリアウォーターでのスピナベサイトだけでなく、マッデイウォーターで巻いてもガンガン釣れるスピナーベイト。

ビーブルは見た目の奇抜さやスピナベサイトだけでない、本質的に釣れる「良い」スピナーベイトなんですよ。

クリスタルS[ノリーズ]

【スペック】
●重さ:3/8、1/2oz ●タイプ:タンデムウィローリーフ ●カラー:29色

ここまで紹介した4つのスピナーベイト達は正直順位が付けられないくらい信頼するルアーたちでしたが、クリスタルSの1/2ozだけは1位だと言い切れます。

2mまでのシャローをしっかりと攻められるルアーで、タフった時に喰わせられるようなフィネス感はありませんが、かといって強すぎることもない。

スピナーベイトがスピナーベイトたり得るための強さを持ち合わせている、いわばスピナーベイトの完成系がこれなのかなと思っています。

だからこそ、オカッパリでもボートでも絶対に持っていて、何かを感じた時、スピナーベイトに有利な状況になった時に使います。

そして、クリスタルSの1/2ozがハマるとき=「絶対に勝てる釣りができる状況」のイメージがあるんですよ!!

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