格力電気2019年当期純利益が減少 1Q収益は70%減の見通し

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白物家電のトップ企業である格力電気(GREE)は業績速報を発表し、2019年の年間売上高は前年比0.24%増、当期純利益は同5.87%減となり、2020年第1四半期の売上高は前年と比べ大幅に縮小、収益も70~77%減となる見通しであることが分った。

新型コロナウイルスの影響を受け、格力の主業務である空調は市場販売も取り付け作業もできない上、企業もサプライチェーン企業も生産再開、操業再開に至っておらず、同社の販売台数、収益減少につながっている。同社は業績速報の発表前に、0.71%~1.42%の株式を買い戻す計画であるとの見解を示している。買戻し額は一株70元ほどで、同社創業以来、初めての株式買戻しとなる。

解説:

家電市場の消費需要が萎縮し、新エネルギー効率基準の実施に伴う影響も加わり、空調業界の競争は激しさを増している。格力は主業務である空調への依存度が高いため、2019年の業績は初期予測には及ばず、今年第1四半期の空調生産台数と需要は新型肺炎の影響を受け、いずれも大幅減となった。格力の資本、研究開発能力、ブランド力はいずれも大きく、消費の回復につれマイナス面での影響がなくなり、株式買戻しといったプラス材料の情報を発信することで投資者の自信をかき立てることにつながるであろう。