日本発売は早くとも2020年10月頃か!?
最近話題の新型車といえば、2020年2月に発売されたコンパクトカーのトヨタ ヤリス(旧ヴィッツ)だ。丸みのある外観は軽快な印象で、1999年に発売された初代ヴィッツへの原点回帰も感じさせる。
このヤリスに早くも派生モデルが加わる。クロスオーバーSUVの「ヤリスクロス」だ。2020年4月22日に世界初披露された。
トヨタでは2020年秋の日本発売、2021年の欧州発売をそれぞれ表明しているが、具体的な時期までは明らかにされていない。国内の発売は早くとも2020年10月頃と思われる。
お手軽なSUV「風」加飾にあらず! ヤリスクロスは専用ボディの本格派だ
ヤリスクロスという車名からは、ベース車のヤリスにSUV風の外装パーツを加えるクルマ造りを連想させる。トヨタではアクアをベースにした「アクアクロスオーバー」が、ホンダではフィットをベースにした「フィットクロスター」などがこの手法で開発されたが、ヤリスクロスの外観はヤリスとはかなり違う。
ヤリスクロスはボンネット、前後のフェンダー、ドアパネル、ルーフなどはすべて造り替えられた。従ってヤリスと共通なのは、エンジン、プラットフォーム、内装の一部と考えて良い。
かつてトヨタでは、ヴィッツとプラットフォームなどを共通化したSUV風の「イスト」を用意したが、ヤリスクロスもこれに近い。
ヤリスクロスのフロントマスクには厚みがあり、ヤリス以上に存在感を強めた。
フェンダーはワイドに張り出し、タイヤの収まるホイールアーチとボディの下側には、ブラックの樹脂パーツも装着する。テールランプは横長の形状で、ワイド感を強調した。
※スペックはトヨタ社内測定値