レオパレス、新型コロナで施工不良物件の改修完了未定に

レオパレス21(東京都中野区)は4月30日、抜本的な事業戦略の再構築を発表した。賃貸管理を強化する一方でアパート建設は縮小、国際事業とホテル・リゾート事業からは撤退・譲渡する。また施工不良物件の改修は新型コロナウイルスの影響で、これまでの年内完了予定を見直し未定とした。

同社は施工不良問題で2019年3月期に686億6200万円の純損失を計上。事業の抜本的見直しを迫られていた。事業戦略の再構築では管理など賃貸事業は強化、介護施設などシルバー事業は維持・継続するとした。一方でアパート建築など開発事業は縮小、国際事業とホテル・リゾート事業は撤退・譲渡する。

施工不良アパートの改修については計画を見直し、改めて報告するという。赤字が予想される2020年3月期決算の発表は5月13日に予定していたが延期。現時点で発表日は未定としている。

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