「新型コロナ対策、どう思った?」→「選挙で伝えるにはどうすれば?」12の学生団体が48時間リレー生配信イベントを開催!

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新型コロナウイルスの影響により、全国的に自粛要請が続いている中、多くの大学では授業が延期あるいはオンラインで実施されています。外出できないことや友人に会えないことにストレスを感じる人も多いでしょう。このようにコロナで家から出られず人と会えなくて寂しい。でも誰かと電話したい時ほど連絡つかなかったりする…それなら「24時間いつでも、ここにいけば必ず誰かと喋れる」場所があったら便利なのでは?!

そんな想いから若者がいつでも誰かと喋れるオンラインイベント「48時間リレー生配信」が4/24-4/25に開催されました。このイベントには12の学生団体が集結し、社会問題から趣味・雑談などゆるい話題まで様々なジャンルが企画。本記事ではそのイベントの様子をご紹介します。

48時間リレー生配信について

本イベントではYouTube、ZOOM、LINEオープンチャットが活用されたため、単に視聴するだけでなく、ディスカッションに参加できる体験イベントの性質も備わっており、色んな形で楽しめる設計になっていました。

タイムテーブルは下記のようにぎっしりと詰まっており、気が向いたら好きな時間帯に参加できるようになっていました。

(48時間リレー生配信 タイムテーブル)

ivote企画:コロナ対策どう思う?

そしてこの度学生団体ivoteも1コーナー受け持つことになり、主催側として参加させていただきました。テーマは昨今世界中で問題になっている新型コロナウイルス対策。今若者が困っていることや政府に期待したいことを中心に特に盛り上がったディスカッションの一部をご覧いただきましょう。

(実際の様子)

テーマ①どうなる、大学教育?

まずはじめに議論となったのは、大学教育についてです。新型コロナウイルス流行で対面での授業が困難になっているため、多くの大学ではオンライン授業へシフトしつつあります。

参考(2020/4/26 時点):

東京大学:授業延期はせず、当面の間オンラインで実施

お茶の水女子大学:5/7より再開し、1学期(~6/24)までオンライン

早稲田大学:5/11より再開し、前期は全てオンライン

青山学院大学:5/1よりオンラインで再開(オンライン期間は未定)

しかし現在日本の大学においてオンライン授業には制約があるのが現実です。そこでオンライン授業は授業として成立するのか?を議題にし、実際経験した方にオンライン授業の感想を聞いてみました。

(スライドより抜粋)

オンラインのメリットはやはりどこでもできる、移動時間が不要、などがありました。また大学の大教室で行われるような講義は、大半が受動的な学習となっているため、オンラインにシフトしても、さほど支障がないという意見もありました。

一方で対面でなければできないことも中にはあります。例えば少人数形式のゼミなどでは音ズレやタイムラグを防ぐためミュート対応が必要不可欠で自由に発言できる機会が制限されやすくなります。

さらに音楽や美術などの実技系の大学においてオンラインで授業や実習を行うことは現実的に難しいようです。対面でなければできないことや、そこでしか得られない臨場感やインタラクティブなコミュニケーションができるなどオンラインにはない強みもたくさんあるようですね。本イベントもまさにオンラインで実施されたので、それぞれのメリット・デメリットはどれも共感が得られるものばかりでした。

テーマ②若者×コロナ

続いてのトピックは「若者×コロナ」。教育現場に限らず、実際若者が今の状況下において何に困っているのかを意見交換してみました。

(スライドより抜粋)

今若い世代が困っていることは何か聞いてみると、想定以上にたくさんの意見が出ました。まず意見が挙がったのは留学関連。留学中だった学生は帰国を余儀なくされて満足した生活を送れなくなった、今年度に実施予定だった留学が相次いで中止になった、という声がありました。

筆者自身も今夏からオランダへ1年間交換留学をする予定でしたが、先行き不透明な事態を考慮して大学側から正式に交換留学の中止が言い渡されています。準備した時間も惜しいですが、白紙になってしまった今後のスケジュールをどうすればいいか今も悩んでいます。

また就活を控えている学生はほとんどの企業がオンラインで説明会や面接を実施するなど異例の対応を迫られており、不安が拭えない状況です。さらにアルバイトができず学費を払えない学生も一定数いることが判明しています。

政府に期待したいことは?

前項でも述べた通り、今の状況に苦しんでいる若者も少なくありません。そこで政府にどんなことを期待したいか?に焦点をあて、今回の大きなテーマであるコロナ対策について話し合いを進めました。

一番の焦点となったのは学費に関する問題でした。学生の間では、オンライン授業だけで、当初想定していた図書館や独自プログラムなどのサービスが受けれられていないのに対し、大学側はオンライン化の準備や新入生対応など業務が例年よりも膨大になっているという難しい問題になっています。この問題に対して政府が何らかの形でサポートしてほしいという意見が出ました。普段は政治に無関心と言われがちな若者もこのような状況下においては、政治に関心を向けるのかもしれません。

なぜ選挙に行くの?行かないの?

このように今の苦しい状況を何とかしてほしいという思いや、政府の対応に不満を抱えている人、実際に政策提言したい若者も中にはいるでしょう。

しかし「今の政府を批判したり文句を言ったりする人は選挙に行っているのか?」という意見も見受けられます。中でも元サッカー日本代表の本田圭佑氏がこのようなツイートをしたことが話題となっています。

確かに選挙に行かなければ、その分私たちの意見は反映されにくくなるので、思い通りの政治にはならないかもしれません。そこでなぜ選挙に行くことが大切なのか改めて考え直してみました。

なぜ選挙に行くことが大切なの?

参加者に聞いてみたところ大半は選挙に行っていることが分かりましたが、中には「行かないこともある」と答えた方も。確かに「自分の1票では変わらない」「選挙以外にも手段はある」などの意見が挙げられましたが、やはり日本が民主主義国家であることや誰もが簡単に意思表示をできるという点で「選挙に行くべき」という声が多かったように思えます。いずれにしても、今の状況が選挙に行く意味を再び考えるきっかけとなりそうです。

日本で生活していると選挙に行けることは当然の権利であると感じることも少なくないでしょう。しかし世界には選挙がない国も存在し、別の手段で民意を訴えなければならないケースもあります。その代表的な例が2019年に香港で勃発した大規模なデモ運動です。香港には民主的な選挙制度がないため声を伝えるには、実力行使せざるをえません。その一方で、日本においては身の危険を感じることなく社会を変えることができます。そのような意味でも、選挙に行くことは大事なことだと言えるかもしれません。

48時間リレー生配信 企画チームにインタビュー

最後に本イベント主催メンバーの方に、企画・運営した感想を聞いてみました。

糸井明日香さん

48時間という無謀にも思えるチャレンジを、本当に多くの方が応援してくださいました。

開催まで2週間もないというスケジュールの中、12もの団体に参加していただき、YouTubeの総再生回数は3174回となりました。みなさんからいただいた感想を読んでいると、「いつでもここに行けば誰かとしゃべれる」という居場所をつくるという当初の想いも、叶えることができたように思います。この繋がりを土台に、また何か新しいことができたら、あるいは勝手に起こったら良いなと思います。本当にありがとうございました。

正生雄大さん

運営面では参加者の質と、参加のしやすさを両立するのは難しく、イベント準備期間もわずか10日であったため大変でした。しかし企画を進めていくうちに、当初はそこまで面識のなかった運営メンバーに仲間意識が芽生え、心から楽しむことができたと思います。また関係人口が増えていく経緯も自分にとって興味深かったです。ご視聴いただいた方々、ありがとうございました!

ivoteとしても今回の試みは非常に有意義な時間となりました。オンラインイベントの課題は依然としてあるのは事実ですが、普段関わることができないような人と意見交換をできるのはとても興味深い体験でした。運営部のみなさんありがとうございました!

48時間リレー生配信(本イベントのアーカイブはありません)

Twitter:https://twitter.com/challenge48h

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCz3cvu6459j_H14t1OunaLA