長崎県立大でリアルタイム遠隔授業 県が2000万円を計上、新型コロナ対策で

 長崎県は30日、県議会予算決算委員会の文教厚生分科会で、新型コロナウイルス感染防止対策として県立大に遠隔授業の環境整備を進める考えを明らかにした。
 学事振興課によると、インターネット回線を使い、双方向通信が可能なリアルタイム配信方式を導入する方針。学生はタブレット端末などを活用して、自宅にいながら授業に“参加”できる。
 遠隔通信用ソフトのライセンス費用や、ウェブカメラなどの機材経費として2千万円を計上。今後、学生へのタブレットの貸し出しなども検討する。同課は「機材の確保が整い次第、速やかに整備したい」としている。

 


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