草津白根山で『火山性地震増加』 1日正午までに37回 レベル据え置くも「噴火に伴う噴石に警戒を」

長野県との県境近くにある群馬県の草津白根山で火山性地震が増えており、気象庁は「火山活動が高まっている」として警戒を呼び掛けています。

資料 湯釜

気象庁によりますと草津白根山では、きのう30日午後4時ころから午後6時にかけ、湯釜付近を震源とする火山性地震を21回観測しました。その後も、火山性地震が続き、きょう1日正午までに合わせて37回に上っています。

噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)のままですが、気象庁は「火山活動が高まっている」として、火口から概ね1キロの範囲で、噴火に伴って飛散する大きな噴石に警戒するよう呼び掛けています。

道路にも影響が出ています。志賀高原と群馬県草津町を結ぶ国道292号線・志賀草津高原ルートは、先月24日に冬季の通行規制を解除したばかりですが、きのう30日午後5時20分から群馬県側の8.5キロの区間を通行止めにしています。

草津白根山は火山活動の高まりを受け、おととし9月から噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げらています。

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