動画クリエイター・デカキン、出演者として感じた、ユーチューブとテレビとの違い

動画クリエイターのデカキンがパーソナリティを務める東海ラジオ『クリエイターズ』4月27日のオープニングトークは、テレビのバラエティ番組に出演したときの体験談。デカキンは、出演者の立場から、ユーチューブとテレビとの違いについて話した。

デカキンが出演したのは、人気ドッキリ動画を発表するコーナー。これまで、ドッキリを仕掛けられる側だったが、今回は、その経験を買われ、ドッキリを仕掛ける側に起用された。そして、デカキンが「番組の出来がどうだったか」について話す前に「ひとつだけ、残念だったのは…」と断って話し始めたのは「しゃべっているところは、運悪く、ひとつも使われなかった」ということ。

デカキンは、テレビ画面にはよく映っていたということだが、しゃべったところは、運悪く、すべてカットされたとのこと。テレビ局のスタッフは、デカキンがユーチューバーということで、人気ユーチューバーのフワちゃんのような役割を期待したらしい。デカキンは、カメラを持たされ、自撮で、ほかの出演者たちがドッキリの準備をしているところを撮影した。そのため、画面の半分はデカキンのアップ、あとの半分は準備の様子。

確かに、デカキンの画面に占める割合は大きかった。しかし、しゃべったところはすべてカット。映っていたのも、時間としてはかなり短かった。しかも、最後のほうは、肩だけがうっすらと映っていたり、さらに、自分が仕掛けたドッキリのパートは、全カットという扱い。デカキンは「カメラマンとして呼ばれたのか」と、反省とともに不満らしき感想を漏らした。

デカキンは「(カットされて)しゃべっていないのは、テレビ的には、出ていないのと同じだから。(出演者として)テレビに出ることの難しさを知った」と言い、ユーチューブとテレビとの違いについて、出演者の立場から持論を展開した。

デカキン「出演したときに気づくのは、テレビに出ている人は、とにかく自分を押し出したい。自分のおもしろさを何とかして出す感じ。テレビは戦い。ユーチューブは、コラボ動画とかしたりするから、相手がスベっていたとしても、いかにおもしろいところを編集でつなぐか、コラボ相手のほうをおもしろく見せるみたいな感じがあるから(ユーチューブはテレビとは)出演者の気持ちとしては全く真逆なの」と話した。

さらに「だから、テレビに出るときは、ほかの出演者を殺すつもりで出ないと、マジで何もできないで終わる。お互いに蹴落としあいだから。ゲストとして出る場合は、お客さん扱いしてくれるが、出演者同士という同じフィールドに立つと、編集で殺される」と強調した。

そして「この時代に、ユーチューバーを大勢起用してくれる番組は、なかなかないから、最高の番組。こんどまた、特番があった時には、ぜひ見てほしい」とPRして、最後に「テレビは、仲良し、こよしで出ようと思うな。それは違うぞ」と念を押していた。デカキンのキレるトークが炸裂する東海ラジオ『クリエイターズ』は、毎週月曜25:00~26:00放送。

クリエイターズ

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜 25時00分~26時00分

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