布マスク1000枚 大村市に贈る 小学生用、主婦や子どもら

手作りの布マスクを贈った山本さん(右から2人目)と子どもたち=大村市役所

 新型コロナウイルス対策に役立ててもらおうと、大村市民や企業などが4月28日、市にマスクや寄付金を贈った。
 同市沖田町の主婦、山本明日美さん(43)は、小学生用の手作りの布マスク千枚を寄贈。雑貨屋を経営していたこともあり、家にあった布やミシンを活用し3週間かけて製作した。作業を手伝ってくれた3人の子どもと市役所を訪れた山本さんは「マスクのひもは水中ゴーグルに使われるゴムを代用した。洗い替え用として使ってほしい」と話した。
 日本モーターボート選手会長崎支部は支援金30万円を寄付。同支部に所属する選手60人を代表して、支部長の飯山晃三選手は「ずっと家の中にいる子どもたちを始め、市民のために役立ててほしい」と述べた。
 このほか、理美容店とシステム開発の市内2社からはマスク5千枚の寄贈があり、市は医療機関や介護、保育施設で活用する予定。

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