「MLBドリーム・ブラケット」 ヤンキースとレッズが決勝進出

注目のシミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」は、日本時間5月2日に準決勝の結果が発表され、アメリカン・リーグ側はヤンキースがレッドソックスを4勝3敗、ナショナル・リーグ側はレッズがドジャースを4勝2敗で破り、決勝進出を決めた。ヤンキースとレッズによる決勝戦は、日本時間5月7日に結果発表が行われる予定であり、いよいよ「最強のベストチーム」が決定する。

第5戦まで2勝3敗とレッドソックス(第3シード)にリードを許したヤンキース(第1シード)だったが、第6戦と第7戦で1本塁打ずつを放ち、7試合で7本塁打を記録したベーブ・ルースがチームを決勝進出へと導いた。

第6戦はヤンキース先発のアンディ・ペティットが7回無失点の好投を見せ、6回裏にミッキー・マントルの5号2ランで先制。8回裏にはルースがダメ押しの11号ソロを放ち、ペティットからグース・ゴセージ、マリアーノ・リベラとつなぐ完封リレーで勝利した。

第7戦はロジャー・クレメンス(レッドソックス)とレッド・ラフィング(ヤンキース)の投げ合いとなり、ヤンキースが初回にルースの12号ソロで先制。3回表にドワイト・エバンスの2号ソロで同点となったが、ヤンキースは3回裏にルースの犠牲フライで勝ち越しに成功し、4回裏にはデレク・ジーターの2点タイムリーでリードを3点に広げた。クレメンスが6回途中4失点で降板したのに対し、ラフィングは7回1失点の好投。その後はゴセージからリベラへつなぐ必勝リレーでリードを守り、決勝進出を決めた。

一方、第5戦まで3勝2敗で決勝進出に王手をかけたレッズは、第2戦で8回無失点の快投を披露したホゼ・リーホが第6戦でも6回1失点の好投。1990年のワールドシリーズでMVPに輝いた男が大舞台での勝負強さを発揮し、第1シードのカージナルスに続いて第3シードのドジャースも破り、第4シードからの決勝進出となった。

レッズはドジャース先発のオーレル・ハーシュハイザーに対し、1回表無死一二塁からジョーイ・ボットーのタイムリーで先制。4回裏にロン・セイとピー・ウィー・リースの連続二塁打で同点に追い付かれたが、7回表にドジャース2番手のフィル・リーガンから一死一三塁のチャンスを作り、フランク・ロビンソンのタイムリーで勝ち越しに成功した。9回表にはドジャース4番手のドン・サットンに4安打を浴びせ、ロビンソンとジョージ・フォスターのタイムリーで2点を追加。リーホ降板後はランディ・マイヤーズ、アロルディス・チャップマン、ロブ・ディブルが各1イニングを無失点に抑え、決勝進出を決めた。

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