【新型コロナ】小田原市立病院で院内感染 看護師と患者計7人軽症 「病院機能は維持できる」

院内感染の状況について会見する川口病院長(左)ら=2日午後、小田原市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県小田原市は2日、市立病院で院内感染が発生したと発表した。新たに20~50代の女性看護師ら4人と60~90代の女性患者3人の計7人の感染が判明、同病院の感染者は8人となった。いずれも軽症という。

 同病院によると、女性看護師らは4月28日に陽性が確認された別の女性看護師の濃厚接触者。患者の90代女性は12日に感染の疑いで入院したものの、陰性とされ19~22日は大部屋で患者6人と同室だった。退院後も発熱が続き29日に再入院したところ、30日に陽性が判明したという。

 同病院は濃厚接触者として看護師ら6人を自宅待機とし、感染者が確認された病棟の患者受け入れを中止した。連休明けは外来診療も縮小するという。会見した川口竹男病院長は「院内感染は限定的で、病院機能は維持できる」と述べた。

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