北・東日本中心に暑さ続く 福島32℃ 帯広31℃予想 家の中でも熱中症注意

3日(日)全国の天気と予想最高気温

 3日(日)も北日本や東日本を中心にこの時季としては気温が高く、季節を先取りしたような暑さが続く見込み。家の中でも熱中症には注意が必要だ。

今年一番の暑さの所も

3日(日)午前11時現在の気温分布

 2日(土)に引き続き、3日(日)も北日本や東日本では高気圧の圏内で、朝から晴れている所が多くなっている。また、南から暖かな空気が流れ込んでいるため、午前中から気温が高く、すでに真夏日となっている所もある。午前11時までの最高気温は岩手県川井村で31.1℃、北海道釧路市中徹別で30.0℃など、北海道内で今年初めての真夏日となった。
 また、東京都心も25℃に達し、3日連続の夏日になっている。昼過ぎにかけてはさらに気温が上がる見込みで、内陸を中心に真夏日の地点がさらに増え、北海道帯広市でも31℃まで上がる予想だ。都心でも27℃まで上がり、今年一番の暑さとなる見通し。まだ体は暑さに慣れていない時季なので、家の中でも時間を決めてこまめに水分をとるなど、熱中症対策を心がけたい。

西日本は雨の範囲広がる

3日(日)午後9時の天気図[上]と雨雲の予想[下]

 西からは前線や湿った空気による雨の範囲が広がり、午前11時現在、九州や中国、四国を中心に雨が降っている。このあとさらに東へ広がり、夜には近畿から東海でも雨の所が多くなる見込み。太平洋側を中心に雷を伴って雨脚が強まるおそれもあり、雨の降り方に注意が必要。ただ、日ざしが少ない分、最高気温は土曜日と比べて3℃から5℃前後低く、暑さは少し落ち着きそうだ。

(気象予報士・佐々木聡美)

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