各ポジションの通算最多本塁打記録保持者たち

日本時間5月3日、メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは、各ポジションの通算最多本塁打記録保持者を特集する記事を公開した。たとえば、ベーブ・ルースは通算714本塁打を記録しているが、残念ながらこれは右翼手1位の数字ではない。その一方で、通算450本塁打未満でポジション1位となっている選手もいる。ここではその顔触れをチェックしてみよう。

ハリガンの特集記事では、該当ポジションで通算出場試合数の3分の2以上に出場した選手が対象となっている。また、外野手はポジションにかからわず、通算出場試合数の3分の2以上に外野手として出場していれば対象となり、外野のなかで最も出場試合数が多いポジションに振り分けられている。よって、「そのポジションでの出場時に放った本塁打数」ではないことにご注意いただきたい。

各ポジションの通算最多本塁打記録保持者は以下の通り。

捕手
マイク・ピアッツァ 427本塁打
(現役最多:ラッセル・マーティン 191本塁打)

一塁手
アルバート・プーホルス 656本塁打
(現役最多:同上)

二塁手
ジェフ・ケント 377本塁打
(現役最多:ロビンソン・カノー 324本塁打)

三塁手
マイク・シュミット 548本塁打
(現役最多:エバン・ロンゴリア 297本塁打)

遊撃手
カル・リプケンJr. 431本塁打
(現役最多:フランシスコ・リンドーア 130本塁打)

左翼手
バリー・ボンズ 762本塁打
(現役最多:ライアン・ブラウン 344本塁打)

中堅手
ウィリー・メイズ 660本塁打
(現役最多:マイク・トラウト 285本塁打)

右翼手
ハンク・アーロン 755本塁打
(現役最多:ジェイ・ブルース 312本塁打)

指名打者
デービッド・オルティス 541本塁打
(現役最多:大谷翔平 40本塁打)

投手
ウェス・フェレル 38本塁打
(現役最多:マディソン・バムガーナー 19本塁打)

ちなみに、「そのポジションでの出場時に放った本塁打数」の場合の最多記録保持者は以下のようになる(カッコ内は現役最多)。

捕手:ピアッツァ 396本塁打(マーティン 188本塁打)
一塁手:マーク・マグワイア 566本塁打(プーホルス 460本塁打)
二塁手:ケント 351本塁打(カノー 308本塁打)
三塁手:シュミット 509本塁打(ロンゴリア 281本塁打)
遊撃手:リプケンJr. 345本塁打(リンドーア 125本塁打)
左翼手:ボンズ 725本塁打(ブラウン 260本塁打)
中堅手:メイズ 633本塁打(トラウト 260本塁打)
右翼手:サミー・ソーサ 538本塁打(ブルース 275本塁打)
指名打者:オルティス 485本塁打(ネルソン・クルーズ 187本塁打)
投手:フェレル 36本塁打(バムガーナー 19本塁打)

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