神奈川県大和市は1日、新型コロナウイルスの感染判別検査を実施する「PCR外来」(集合検査場)の運営に、大和綾瀬歯科医師会(近藤清志会長)も参加すると発表した。会員の歯科医師が、市医師会所属の医師とともに受診者の検体の採取に当たる。
検査場は市役所敷地内の車庫棟にウォークスルー方式で開設され、4月28日に運営をスタート。医師会の会員が詰め、かかりつけ医が必要と判断した市民から検体を採取していた。
今後の感染者数の増大に備えて、国は27日に特例の時限措置として歯科医師による検査を認める通知を出した。市は検査要員の不足に対応するため、同歯科医師会と参加に関する協議を進めてきた。
1日には大木哲市長と近藤会長、市医師会の小林米幸会長の3者が市役所で協定を締結=写真。同歯科医師会は会員に呼び掛け、近く研修を行うとしている。
検査時間は、月~土曜日(祝日は除く)の午後5~7時。現在は検査ブースを1台設置し、1日当たり15人程度の検査が可能という。