ガソリン安値90円も 車社会の沖縄「20年ぶり安さ」の理由

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100円を切る安値を表示する県内の給油所=本島中部

 沖縄県内でガソリン価格の下落が続いている。多くの給油所がレギュラーガソリンを1リットル当たり100円台で売り出し、中には90円台で販売する店も。従業員は「約20年ぶりの安さ」と話している。

■外出自粛で需要減

 資源エネルギー庁の4月30日の発表ではレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は129円。沖縄は下落が続き、27日のレギュラーガソリン小売価格は1週間前と比べて1円90銭安い135円だった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の減退から原油相場が下落し、小売価格に反映された。

 レギュラーガソリンを90円で販売する店舗の男性従業員(32)は「3月末から100円を切り始めた」という。給油に来た男性会社員(24)は「前まで満タン約7千円だったが、今日は5千円ぐらい。沖縄でガソリンは必要なもの。安くて本当に助かる」と感謝した。

■感染防止策を徹底

 外出自粛で車の燃料消費が減っているため、価格の下落が売り上げ向上に結び付いていない側面もある。県内で3店舗を展開するエッカ石油(浦添市)は感染防止策を徹底することで活路を見いだす。

 4月27日から洗車の拭き上げ所を閉鎖し、タオルの貸し出しもやめた。同社担当者は「ガソリンは生活必需品。売り上げは落ちるが、『ここまでやるの』というくらい対策をする」と力を込め、コロナの早期終息を願った。