「MLBドリーム・ブラケット」決勝 第4戦まで2勝2敗

注目のシミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」は、日本時間5月5日にヤンキースとレッズによる決勝の第1戦から第4戦までがライブ配信され、第1戦と第3戦をヤンキース、第2戦と第4戦をレッズが制して2勝2敗のタイとなった。残りの試合は日本時間5月6日にライブ配信され、いよいよ「最強のベストチーム」が決定する。

第1戦は、レッズが1回表にジョージ・フォスターの満塁本塁打で先制するも、ヤンキースは直後の1回裏にルー・ゲーリッグのタイムリー二塁打とミッキー・マントルの2ラン本塁打で3点を返して1点差。5回裏にはゲーリッグが逆転3ラン本塁打を放ち、ヤンキースがリードを奪った。その後、デレク・ジーターとトニー・ラゼリにもタイムリー二塁打が出て8対4となり、7回途中4失点の先発ホワイティ・フォードからデーブ・リゲッティ、グース・ゴセージとつないで逃げ切り。レッズは先発トム・シーバーが5回途中6失点と大誤算だった。

第2戦は、レッズの先発ジム・マロニーが6つの四球を与えながらも5回を2安打無失点に抑え、ジョー・モーガンのタイムリー三塁打、フォスターの2ラン本塁打などで6回までに5点を先行。ヤンキースは7回裏にマントルのタイムリーなどで2点、9回裏にもベーブ・ルースの2ラン本塁打で2点を返したが、5番手ロブ・ディブルがゲーリッグとマントルを抑え、レッズが6対4で逃げ切った。

第3戦は、ヤンキースの先発アンディ・ペティットが8回途中まで4安打無失点。レッズの先発マリオ・ソトも好投し、6回まで両軍無得点の投手戦となったが、ヤンキースが7回表にラゼリのタイムリー二塁打で先制すると、8回表にはヨギ・ベラの満塁本塁打などで5点を追加し、最終的には6対0で快勝を収めた。ペティットはこれで今大会5勝0敗、防御率1.53となり、大舞台での勝負強さを存分に発揮。一方のレッズは、2番手アロルディス・チャップマンの乱調が痛かった。

第4戦は、序盤からレッズの強力打線が機能し、1回裏にジョーイ・ボットーとジョニー・ベンチの2ラン本塁打で4点を先制。2回表にマントルのソロ本塁打で1点を返されたが、2回裏にはバリー・ラーキンにも2ラン本塁が飛び出し、リードを5点に広げた。レッズの先発ホゼ・リーホは6回途中まで3安打2失点の力投を見せ、ノーム・チャールトン、ジョニー・クエイトとつないでレッズが7対2で勝利。対戦成績を2勝2敗のタイとした。

なお、今大会の終了後、好成績を残した単一シーズンの64チーム(例:2001年のマリナーズ、1927年のヤンキースなど)による「MLBドリーム・ブラケット2」が開催されることが決定している。

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