父親とは違う道を歩んで売れっ子になった仲野太賀

90年代の人気コミックを実写化し話題になった、日本テレビ系ドラマの劇場版「今日から俺は!!劇場版」が7月17日に公開を控える。

ドラマ版に続き、賀来賢人と伊藤健太郎演じる主人公たちのライバル役の不良・今井を演じるのが、俳優・中野英雄の次男・仲野太賀だ。

06年、13歳の時に芸能界入りしドラマで俳優デビュー。

小学生の時にフジテレビ系ドラマ「WATER BOYS」に感動したことがきっかけで同作に興味を持ち、主演の山田孝之に憧れるようになった。

映画「バッテリー」のオーディションに合格後、共演した林遣都が山田と同じ所属事務所だったことから関係者に直談判し、「スターダストプロモーション」入りを果たした。

08年公開の映画「那須少年記」ではオーディションを経て主演に抜擢され、劇中でナレーションにも挑戦。その後、数々の映像作品に出演し、14年に「第6回TAMA映画賞」で菅田将暉と共に最優秀新人男優賞を受賞した。

そして16年、宮藤官九郎脚本の日本テレビ系オリジナル社会ドラマ「ゆとりですがなにか」で、ゆとりモンスター・山岸ひろむを演じて一躍脚光を浴びるようになった。

「父親は元暴走族で下積みを経て俳優業で成り上がっていった。それに対し、太賀は最初から俳優志望でコツコツと芸歴を重ね売れ出した。演技派で知られる吉田羊も太賀との共演を望み、18年公開の映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』の舞台あいさつで吉田は太賀を絶賛していた」(芸能記者)

デビュー以来の芸名は「太賀」だったが、昨年6月に芸名を「仲野太賀」に改名。昨年公開の映画5本に出演し、今年は7本の出演作が控える。

改名を機にさらなる飛躍を果たしそうだ。

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