【25歳ゲイコラム】誰もが性のマイノリティ!? セクシュアリティ分析で今よりもっと「らしい自分」に出会えるかも?

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「LGBTs」「LGBTQ」と一言でセクシュアルマイノリティを完結明瞭に表す言葉が浸透し始めて数年。今ではそれぞれのアルファベットが持つ意味も一般的に知られるようになり、自身が属するセクシュアリティを認識しやすくなった。
だが一方で、Facebookの性別欄は50種類以上設けられ、近年ではノンバイナリー(男女という性別のどちらにもはっきりと当てはまらない)やアロマンティック(他者に恋愛感情を抱かない)なども耳にするようになったように、まだまだセクシュアリティのグラデーションは数えきれそうにない。

今自分が自認している“性”のカテゴライズをただ単にL・G・B・T(S/Q)のどれかに当てはめる必要はないのかもしれない…。

ということで、自認している性が本来の自分と近い場所にあるのかを考え直すひとつのきっかけとして、セクシュアリティ分析ツールを用いて潜在的な心の声を耳を傾けてみたの。多様な性をもっと知れば、今自認している性より生きやすい自分に出会えると思うから♡♡♡

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︎♡︎♧ 「私って本当にゲイよね…?」10数年前とは真逆のゲイであってほしいという願望、思い出される松田翔○に恋した思春期…

松田○太の上裸シーンを見て「あ、無理、大好き、触りたい」という欲が心の底から湧いたほんの数秒後に「自分はゲイなんだな」と自認して、鮮烈にゲイデビューしたのは中学一年生の時だったと思う。それまではなんとなくイケメンに目が行きがちなのは自覚していたし、ケイン○スギが出てたリポビタンDのCMが流れた時は絶対見逃したくなかった。
ただ、最近LGBTsについて調べものをすることが増え、ゲイは「男性に男性として恋をするセクシュアル」と書かれた説明文を度々目にするようになった。そして、次第に「私って?ゲイという言葉だけで括られるセクシュアリティじゃないのかも…?」と思い始めたの。確かに男性に恋愛感情を抱く、性的なそれも然りね。女性に対して言えばその2つの感情を抱いたことはないし、かといって女性になりたいと思ったこともない。ここまで聞くと「いや、お前ゲイじゃん」と思うでしょ?ただ「男性として」という言葉に引っかかった。自分でも全く分からないのだけど…文章を書く時はオネエ言葉の方が書きやすくて、この書き方に頼りっきりになっちゃうの!助けて!! 自分の中では、一般的な基軸で考える「男性として」感が当てはまらないのは、この「書く」という作業をする時だけ。もしかすると、自分では気づいていない潜在的な別のセクシュアリティがあるのかもしれない。「ゲイじゃなかったらどうしよう…」という10数年前には考えもしなかった真逆の悩みに頭を抱える私。一人称も私だし(笑)。
そんなことを考えて、自分のセクシュアリティに関して調べていたら、セクシュアリティ分析サイト『anone,』に辿り着いたの。66の質問を通して、心の性、恋愛傾向、性的指向、表現したい性の4つのカテゴリごとに回答者を分析、約2000通りのパターンから自分に一番近いセクシュアリティを提示してくれるの。先に言っておくけれど、このサイトは医学的、科学的に基づいたものではないから、まだ見ぬ自分を探すきっかけとして利用するというのが正しい使い方とのこと。

早速、直感に任せて66の質問に評価スケールで答えていく。こういうアンケートって誰が見る訳でも特定される訳でもないのに、カッコいい自分でいようと「理想の自分」が選ぶ選択肢にチェックを入れたくなるのってなんでなのかしらね。でも今回は、自分の気持ちに素直に従って「ロマンチックな恋を歩みたい?」と聞かれたら「当てはまる」に丸をつけ、「セックスをしなくても生きていける?」という問いに対しては力強いタップで「当てはまらない」にチェックを入れたわ。偉い。ただ直感とはいえ、考え込んでしまうアンケート項目もあって、それが一番最初の「男の人・女の人の両方の人を独り占めしたいと思ったことがある」という質問。
性の対象として男性を独り占めしたいと思うことは今となっては当然のことなのだけど、高校生時代に特定の女の子を独り占めしたいと思った経験をしたことがあるのを思い出した。それにその女の子が他の男子と話していると、好きな男の子が女の子と話している時を見たのと同じような種類の嫉妬をしていたし…あの気持ちは何だったんだろうね。付き合いたいとかは微塵もなかったし、もちろんエッチなことしたいとかも思わなかった。可能性があるとするならば「彼女のことを一番理解しているのは自分」という一種のファン心理からくる嫉妬だったのかもと思う。
彼女と好きなものの傾向や会話のテンポが似ていたし、席だって3年間隣になることが多かったから、暇さえあればずっと話していたわ。同級生からは付き合っていると勘違いされることも多かった。そんな自他共に認める深い関係性に介入されるのが嫌だったのかな(笑)。「ん?」と感じた質問を通して自分を振り返り、過去のモヤモヤと向き合う時間を与えてくれる良い質問はこの他にもあったけど、ひとつひとつ書いていたら大変だからこの辺にしておくわね(笑)。

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♤♢︎ 新たな一面に出会う私…! ゲイはゲイだけど表現したい性が「ノンバイナイリー」という分析結果、納得しかないわ…

そんなこんなで全ての質問に答えた結果が、心の性「シスジェンダー(体の性とこころが一致している)」、恋愛指向「ゲイ/アンドロセクシュアル(男性らしさに恋をする)」、性的指向「ゲイ/サピオセクシュアル(知性を愛する)」、表現したい性「ノンバイナリー」。シスジェンダーって何!こういう仕事についているのに、早速勉強不足という現実を突きつけられて辛い。
でも頑張るの…。はじめに心の性から見ていくと、シスジェンダーとは体と心が一致している人を指す心の性を指すらしい。私の場合は男性として生まれたこと、そして自身が男性であると認識しているから大きなズレはなさそうね。恋愛指向と性的指向もゲイ、ただ知性があふれた男らしい男性に恋をするという欲張りな自分を見透かされたようでシステム相手に赤面寸前。そこも間違ってないわ。自分が知らないことを知っている、できないことができるって素敵やん。とても惹かれる要素の一つ。筋肉も嫌いじゃない…というか好きよ。

ここまでは、予想通りだったけれど表現したい性が「ノンバイナリー」と言われると今まで考えたことがなかった選択肢だったからとても新鮮、だけどそう言われるとあながち間違ってないのかもと思い当たる節がある。
解説を見てみると「セクシュアリティの枠に囚われず、良いと思った言葉を使ってみたり…」と書かれている。私、オネエ言葉を心の中で良いと思っていたらしい。確かに「あんたさぁ~」なんて、あの独特なイントネーションで話しかけられたりすると心地が良いというか、距離を近くに感じることが多いし文字一つひとつが丸みを帯びて伝わってくるようで、優しい気持ちになる。心の中にもスッと入ってきやすい。逆を言えば、私は文章を読んでくれる方たちに優しく伝わってほしいという気持ちがあるが故にオネエ言葉をひとつの伝え方として選んでいたと考えると、凄く納得したというか嬉しくなっちゃった♪ 別に女性性を強く表現するために使っていたわけでもないし、ゲイだからオネエ言葉を使わないといけないという変な使命感に駆られて使っていることもなかったから、なんか腑に落ちた感じがしたわ。

それにしても自分を表すセクシュアリティを4方面から考えられるというのは、良い! それにきちんと可視化してくれることで頭の中が整理されるし、自分が知らない自分とも出会えることもあるかもしれない。
自分のセクシュアリティがはっきりしている方も、そうでない方も新たな自分を見つけるきっかけに試してみて◎。

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記事制作/芳賀たかし(newTOKYO)
イラスト/た氏 Instagram@tasi_tasi__
セクシュアリティ分析『anone,』

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