フィリピン、民放に放送停止命令

政権への批判報道に報復か

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フィリピンのドゥテルテ大統領

 【マニラ共同】フィリピンの政府機関、国家通信委員会は5日、同国の民放最大手ABS―CBNにテレビ、ラジオの放送を停止するよう命じた。25年間の営業認可が4日付で失効したためとしているが、同社はドゥテルテ政権が進める強権的な麻薬犯罪対策を批判的に報じてきたため、政権による報復措置との批判が高まっている。

 同社は5日夜、放送を停止。「数百万人のフィリピン人がニュースや娯楽の発信源を失ってしまう。今後、政府が営業認可の決定を出すことを信じている」との声明を出した。10日以内に異議申し立てできる。

 議会の審議が新型コロナの流行で中断する間に認可期限を迎えた。