長崎・片淵中1年の吉川さん 日商簿記3級合格

受験時小学6年の快挙

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日商簿記3級に合格した吉川さん

 長崎市立片淵中1年の吉川拓真さん(12)が、2月に同市立上長崎小6年で受けた日本商工会議所主催の簿記検定試験3級に合格した。同会議所の担当者によると、3級の受験者は高校生以上がほとんどで、小学生が合格するのは全国的に珍しいという。吉川さんは初挑戦での快挙となった。
 簿記検定試験3級は日本商工会議所が2月23日、各地で同時開催し、このほど結果をホームページで公表した。全国で7万6896人が受験し、3万7744人が合格。合格率は49.1%だった。小学生合格者など年齢に関する全国的なデータはないが、吉川さんが受験した長崎商工会議所によると、管内では年号が平成になって30年以上、小学生の合格者はいないという。
 吉川さんは、母の千登勢さん(44)が簿記の講師をしていることから昨年夏ごろ簿記に興味を持ったという。簿記は、会社が行う取り引きを帳簿に記録するもので、小学生にはなじみが薄いため、単語帳を作り、言葉の意味や仕組み、記入するルールを覚えることから勉強を始めた。試験が近づくと学校の昼休みも活用し、土日には4、5時間勉強。問題集などを解いて力を付け、本番に臨んだ。
 「合格できて、ものすごく嬉しかった」と吉川さん。「計算した数字がぴったりと合うと気持ちいい。それが魅力」と話す。次の目標は中学1年での2級合格。新型コロナウイルスで臨時休校となり、自宅で過ごす時間を使い勉強をスタートした。