「MLBドリーム・ブラケット」 優勝はヤンキース

注目のシミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」は、ヤンキースとレッズによる決勝が第4戦を終えて2勝2敗のタイとなり、日本時間5月6日には第5戦以降のライブ配信と結果発表が行われた。第5戦をレッズが制し、優勝に王手をかけたものの、ヤンキースは第6戦と第7戦に連勝。史上最多27回の世界一を誇るヤンキースが名門球団の意地を見せ、2勝3敗からの逆転で「最強のベストチーム」となった。

両軍2勝ずつで迎えた第5戦は、ヤンキース先発のホワイティ・フォードとレッズ先発のトム・シーバーの力投により、6回を終了して2対2の同点。しかし、レッズが7回裏にピート・ローズの2点タイムリーで勝ち越しに成功し、8回裏にはエリック・デービスがダメ押しのソロ本塁打を放った。シーバーは7回5安打2失点の好投で勝利投手となり、8回表をアロルディス・チャップマン、9回表をロブ・ディブルが無失点に抑えて5対2でレッズが勝利。対戦成績を3勝2敗とし、優勝に王手をかけた。

第6戦は、追い込まれたヤンキースが初回にベーブ・ルースのソロ本塁打で先制。逆転を許した直後の6回裏には、再びルースがソロ本塁打を放ち、2対2の同点に追い付いた。その後、8回表にフランク・ロビンソンのタイムリー二塁打でレッズが勝ち越しに成功したが、ヤンキースは8回裏にジョー・ディマジオが逆転2ラン本塁打。今大会不振のスター外野手の一発でリードを奪うと、9回表は守護神マリアーノ・リベラが三者三振に仕留め、対戦成績を3勝3敗として第7戦に望みをつないだ。

勝ったほうが優勝となる第7戦は、レッズ打線がヤンキース先発のアンディ・ペティットに襲いかかり、ロビンソンの2ラン本塁打などにより3回表終了時点で4点をリード。しかし、ヤンキースは3回裏にディマジオの3ラン本塁打とルー・ゲーリッグのソロ本塁打で一気に同点とし、5対6と1点ビハインドで迎えた5回裏には大量5点を奪って逆転に成功した。その後は、3番手のレフティ・ゴメスが4回2安打無失点の好投を見せるなど、リリーフ陣がレッズの反撃を封じ、11対6でヤンキースが勝利。ルースは打率こそ.237と低かったが、今大会最多の15本塁打、チーム最多の23打点を叩き出し、優勝の立役者となった。

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