【台湾】鴻海の4月売上高がプラス転換、同月最高に[IT]

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EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、鴻海精密工業が5日夜発表した4月の連結売上高は、前年同月比0.3%増の3,809億2,513万台湾元(約1兆3,600億円)だった。前年同月比のプラスは5カ月ぶりで、同月の過去最高額を記録した。今年の最高額。前月比では9.6%増えた。

経済日報などによると、新型コロナウイルス感染症が世界的にまん延する中、在宅勤務やデータセンター向けにパソコンやタブレット端末、サーバーの需要が増え、4月の売り上げを押し上げた。中国工場の復旧も追い風。

売り上げの伸び幅を製品の種類別に見ると、前年同月比では部品・その他製品、パソコンやタブレット端末などのコンピューティング製品、サーバーなどの業務用製品、スマートフォンなどを含むコンシューマーエレクトロニクス・スマート製品の順。

前月比ではコンピューティング製品が最も好調だった。以下は業務用製品、部品・その他製品、コンシューマーエレクトロニクス・スマート製品の順となった。

鴻海は、第1四半期(1~3月)の一部受注が第2四半期(4~6月)にずれ込むとみており、上半期(1~6月)の売り上げは前年同期から横ばいになるとの見方を示した。

1~4月の売上高は前年同期比8.7%減の1兆3,106億526万元だった。

鴻海がインドのタミルナド州に持つ工場は6日にも、生産能力5割の状態で稼働を再開するとみられている。

■66億元の社債発行

鴻海は5日、66億元の無担保社債を発行すると発表した。昨年8月に決めていた発行計画で、調達した資金は短期負債の返済に充てる。