市立熊谷図書館〜絵本の時間です〜その7

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絵本は子どもが最初に出会う総合芸術といわれ、日本を始め世界中で多くの絵本が出版されています。「絵本」と一言でいっても、赤ちゃんから小学生、広くは大人まで対象は様々。ここでは、子育てや孫育てで読み聞かせを楽しんでいただきたい絵本をご紹介します。

『三びきのやぎのがらがらどん』
ノルウェーの昔話
え マーシャ・ブラウン
やく せたていじ
福音館書店

~お父さんの出番です!~
昔、ある場所に三匹のやぎがいました。名前はどれも「がらがらどん」といいました。
三匹のやぎは、山の草場に太りに行こうとしますが、恐ろしいトロルがいる橋を渡らなければなりません。小さいのと中くらいのがらがらどんが渡り、さあ大きいやぎのがらがらどんがやってきます。「だれだ、おれのはしをがたぴしさせるのは」と、トロルが叫びます。そこで、画面をはみ出し力強く描かれた一番大きいがらがらどんが、「この角で目玉はでんがくざし、肉も骨もこなごなにふみくだくぞ!」と立ち向かいます。「でんがくざし」も「こなごな」も子どもにはよくわからないけど、なんだかひどい目に合わされそうです。言葉どおり見事にトロルをやっつけた大きいやぎのがらがらどんは、無事に草場でお腹いっぱい食べて、もっともっと太っていくというおはなしです。
これは北欧ノルウェーの昔話で、本国ではお父さんが口伝えで子どもに語ってあげるそうです。日本でもお父さんが読んであげると更に力強い迫力を味わえることでしょう。
「チョキン、パチン、ストン。はなしはおしまい」と絵本は終わりますが…。聞こえてきますよ。「お父さん!もう1回!!」