自動車メーカーのF1撤退を阻止したいFIA会長「世界恐慌後のような改革が必要になるかもしれない」

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 FIA会長ジャン・トッドは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一部自動車会社がF1などのモータースポーツから撤退することを懸念しており、そういう流れを阻止するために、大規模な改革を行う必要があるかもしれないと語った。

 パンデミックにより世界中の国々が行動制限を行い、経済活動がストップしていることから、多くの企業が大きなダメージを受けている。

「メーカーにとって、今の最優先事項は、自動車レースの活動を継続することではないと思う」とトッドはFIAの『Auto』誌に対して語った。

「一部のチーム、サプライヤー、マニュファクチャラーはプログラムの見直しを行う必要に迫られる可能性がある。そして活動中止を余儀なくされるかもしれない」

2019年F1オーストラリアGPスタート

 トッドは、チームオーナーやスポンサーがF1活動を継続したいと思うような状況を作る必要があると考えている。

「活動を続けたい、続ける必要があると感じてもらうようにする必要がある。我々にはその責任がある。だからこそ、全員の声に耳を傾けなければならない」

「謙虚でなければならない。モータースポーツを愛してはいるが、それが社会にとって不可欠なものでないのは事実だ。だからこそ、正しい選択をし、賢明な判断を行う必要がある。今必要とされているのは、モーターレーシング活動のやり方を完全に見直すことだ」

「(1930年代の)世界恐慌から脱却するために、当時アメリカでニューディール政策が取られた。我々はそのようなアプローチについて考えることになるかもしれない」