GOMAさん 田舎館駅でアート制作中/待合室全面キャンバスに/「昭和の駅舎と現代作品融合」

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弘南鉄道田舎館駅の待合室の天井に絵を描くGOMAさん
アートを制作中の田舎館駅の駅舎外観

 青森県平川市のアーティストGOMAさん(33)が5日から、田舎館村の弘南鉄道弘南線田舎館駅で、待合室内の全面にアートを描いている。弘南鉄道の依頼を受け、駅を観光名物にする狙い。GOMAさんは「昭和時代の駅舎と、現代のアートを融合させたい」と意気込んでいる。15日ごろまでに完成させるつもりだ。

 GOMAさんはアート活動を通じて同鉄道と以前から関わりがあり、両者で温めてきた駅舎にアートを描く構想が今回、実現した。

 3日に待合室内の天井などを清掃し、4日はアートのキャンバスとなる天井や壁全面、ドア、ベンチ、ごみ箱のほぼ全てをペンキで真っ白に塗装。5日、下書きのない即興アートを油性ペンで描きだした。

 同日は会員制交流サイト(SNS)で活動を知ったファンや、電車の乗降客や駅舎前の自動販売機を利用しに来た近所の住民らが創作シーンを興味深げに見物した。「近所の人から、駅の雰囲気が明るくなったとか、すごいとか言ってもらえたのがうれしい」とGOMAさん。隣駅「田んぼアート駅」に続くアートの駅として注目されることを願うとともに、新型コロナウイルス問題に触れ「こういう時期だからこそ、子どもたちなどに夢を与えられる作品にできれば」と語った。