ルノーF1、フェラーリとFIAの機密協定の内容公開を要求「合法性の問題を避けられるようにしたい」

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 ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、2019年のパワーユニット(PU)に関してFIAとフェラーリが結んだ機密協定を完全に明らかにすることは、物議を醸しているこの問題からルノーが前進するために必要だと述べている。

 今年の2月末、FIAは2019年のパワーユニットの燃料流量規定に関する問題について、フェラーリと「合意に至った」ことを明らかにした。しかしながら、ライバルチームたちは詳細が機密事項とされており、フェラーリが実際にルール違反をしたかどうかについても公になっていないとして反発した。

 この問題についてFIAに送られた書面によると、フェラーリと提携関係のない7チームすべてがさらなる詳細と回答を要求したが、FIAはこれに対し、契約の機密保持を正当化することで対応した。

 この問題は新型コロナウイルス危機がF1に与えた影響によって二の次になっていたが、先週レッドブルとマクラーレンがこの件を全面に押し出した。そして現在はルノーも透明性の要求を繰り返している。

「それは過去のことではあるが、いつかは対処されるべきことだ」とアビテブールはF1公式サイトのインタビューで語った。

「我々は完全に開かれた世界で生きている。我々は過程に対して異議を唱えているのではない。ただ何が起こったのかを知りたい。我々が知りたいのは、合法性に関しての懸念事項とは何だったのかということだ。そうして同様の合法性に関する問題を避けられるようにしたいのだ」

 すべてを明らかにすることは全体にとっての利益であり、各チームはこの件を収めることができるとアビテブールは主張している。

「非常に単純な話だが、私自身もパワーユニットのマニュファクチャラーであるから、私のパワーユニットが合法性に関する同じ疑問を持たれないようにしたい。そんなことはないと思うが」

「しかし、私はすべての参戦者にとってレギュレーションや下される判断が明確でないとおかしいと思う。それが我々が求めていることだ」

「我々は行われてきたことを変えようとしているのではない。我々は前に進むために知りたいのだ」