アビガンとフサン併用、臨床研究

東大研究チームが開始、国内初

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 東京大は8日、新型コロナウイルス感染症の患者にインフルエンザ治療薬アビガンと、膵炎治療薬フサンを併用投与する臨床研究を始めると発表した。

 アビガンは細胞内でウイルス増殖を抑える作用が、フサンはウイルスが細胞に入るのを防ぐ作用があるとされる。単独での投与研究は進んでいるが併用での研究は国内初。研究チームは「働きが異なる薬を使うことで相乗効果が期待できる」としている。

 東大病院や慶応大病院などで実施。肺炎症状がある20~74歳の患者を対象に、アビガンだけの場合と両方を投与した場合で治療効果を比較する。副作用の有無など安全性も確かめる。