【新型コロナ】医療支援に590万円 「お楽しみ袋」売上金全額寄付 ありあけ

寄付の目録を手渡す堀越隆宏社長(右)=日本赤十字社神奈川県支部

 菓子製造販売のありあけ(横浜市中区)は8日、新型コロナウイルス対策の医療活動などを支援しようと、臨時休業の影響で発生した店舗在庫のハーバーなどを詰め合わせて販売した「特別お楽しみ袋」の売上金全額590万7千円を日本赤十字社に寄付した。

 臨時休業した店舗や工場の生産調整で発生した賞味期限に余裕のある在庫商品約3500~4千円相当をセットにして4月15日から2160円で限定販売し、約3千セットを完売した。

 この日、堀越隆宏社長が日本赤十字社県支部(同)を訪れ、松森繁事務局長に目録を手渡した。松森事務局長は「患者を受け入れている県内の赤十字病院などで有効に活用させていただきます」と述べ、堀越社長に感謝状を贈呈。寄付金は検温用非接触型体温計や感染防護用の衛生資材の購入などに充てられるという。

 堀越社長は「お客さまは外出自粛の中、少しでも社会に貢献し、力になれたらという思いで来店された。感謝の気持ちでいっぱい」と話し、今後も支援活動を続ける考えを示した。

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