コロナ流行第2波阻止へ 越県自粛を要請、九州知事会

 九州・沖縄と山口の9県でつくる九州地方知事会(会長・広瀬勝貞大分県知事)は8日、新型コロナウイルス対策で臨時のウェブ会議を開いた。流行の「第2波」を防ぐため、各県民に県境を越える移動の自粛を5月末まで引き続き求めていくことなどを決めた。
 同知事会は各県民に対し、大型連休中は県境を越えた移動を絶対にしないよう求めた。各知事はこの効果もあり、感染者の発生が落ち着いていると報告。一方で、再び患者が増加している北海道を例に第2波への警戒が必要と強調し、気を緩めずに対策や啓発を続けるよう訴えた。
 国の専門家会議が提言した「新しい生活様式」について9県で実践していくことも確認した。
 中村法道知事は集団感染が発生したクルーズ船コスタ・アトランチカについて、災害派遣医療チーム(DMAT)を本県に派遣した佐賀、熊本、大分、鹿児島各県にお礼を述べた。

 


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