中国から長崎県にサージカルマスク1万枚寄付

崔領事(左)から目録を受け取る中崎部長=県庁

 中国駐長崎総領事館は1日、長崎県にサージカルマスク1万枚を寄贈した。県は県内医療機関に配布する。
 県は今年2月、新型コロナウイルスが感染拡大していた福建省や上海市などにマスク計8万枚を送っていた。県庁を訪れた崔龍領事は「長崎からの励ましと支援に助けられた。みなさんと手を携えて困難を乗り越えたい」と述べ、中崎謙司県文化観光国際部長に目録を手渡した。
 マスクが入った段ボールには漢詩から引用した「投我以木桃 報之以瓊瑤」の文字。「桃をもらったので、(それ以上の)美しい玉を返す」の意味があり、中崎部長は「あらためて中国との友情を感じた。(新型コロナ)終息後は、さらに交流を深めていきたい」とお礼を述べた。

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