臨時登校日に布マスク作り 山里中

マスクを作る生徒=長崎市立山里中

 長崎市立小、中学校の臨時登校日が7、8両日あった。高尾町の山里中(野口耕校長、492人)は8日、生徒が学年ごとに分散登校し、布マスク作りに挑戦した。
 市教委は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自分で自分を守る力を養ってもらう目的で、学校でのマスク作りを推進している。
 山里中のマスク作りは材料の布は教職員が準備し、ひもはPTAが寄付。生徒たちは自分の顔の形に合うように布を折り、好みの色の糸で縫って完成させた。2年の宮崎華和さん(13)は「休校中、布マスクを作りたかったが、布が売り切れて手に入らなかったのでよかった」と話した。
 市立小、中学校は11日から通常登校を再開する。3年の中田祥太朗さん(14)は「友達と久しぶりに会えて本当にうれしかった」と話す一方、「入試対策の時間がどれだけつくれるだろうか」と心配も口にした。

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