長崎市民が参加する舞台「ながさきのたね」(同市主催、12月上演)の構成・演出を担当する同市の劇団「フーズカンパニー」代表、福田修志さん(45)に舞台への意気込みなどを聞いた。
-上演に向けた戯曲、音楽各講座の内容は。
2018年の戯曲講座は約10人が受講。受講生が住んでいる地域で見聞きしたエピソードなどを、それぞれ10分ほどのストーリーにまとめてもらった。19年の音楽講座は約20人が受講、戯曲講座で作ったストーリーからインスピレーションを受けたメロディーを考えてもらい、作曲家橋本剛さんの指導で曲を制作した。講座を通じ創作活動を楽しみ、難しい課題に挑戦する市民の熱意を感じた。
-どんな舞台になるか。
これまでにできた戯曲や音楽をうまく構成して2時間ほどのステージに仕上げていく。具体的なストーリーはまだ決まっていない。出演者の個性を生かし、質の高い舞台を目指したい。
-オーディションの日程延期などコロナ禍の影響を受けている。
人と触れ合えないことでストレスがたまっている人もいると思う。感染の懸念がなくなれば、稽古を通じてそうしたストレスを思う存分発散させてほしい。