お肉屋さん自慢のテールスープ、「マイパック」持参で割引 横須賀の老舗「使い捨てに悩んでいた」

ミートマルシェのテールスープ(右奥)と購入用の「マイパック」

 横須賀の食肉卸・小売の老舗「古敷谷畜産」直営の「ヨコスカミートマルシェ」(神奈川県横須賀市小川町)が弁当の販売に合わせ今月から「マイパック」持参によるテールスープ持ち帰りの割り引きサービスを始めた。

 スープは高級牛のテールを用いてじっくり仕込み、溶き卵など具がはっきり分かる澄みが特徴という。使い捨てカップで一杯70円(税別)で販売してきた。

 新型コロナ問題を反映し持ち帰りが増えてきたことを受け、再利用可能パックでの販売コース(80円)を新設。パックを洗って持参すれば50円で購入できる。

 「使い捨てはもったいないとずっと悩んでいた」というマルシェの古敷谷美津江社長は「心を込めたスープを職場や自宅で繰り返し味わって」と話している。

 同店は三笠公園近くの神奈川新聞横須賀支社ビル1階に地産地消の店として2013年にオープン。最高級「葉山牛」や、同社が商標登録して人気の「横須賀ビーフ」などのブランド食肉、同ビーフを使ったコロッケなどを販売している。

 日曜祝日定休、水曜不定休。営業は午前10時から午後6時。弁当販売は午前11時~午後2時、午後4時~同5時。

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