元F1チャンピオンのジェンソン・バトンがマクラーレンで参戦!SRO EスポーツGTシリーズ

マクラーレン 720S GT3

話題のEスポーツでGTレースを開催

モータースポーツイベントのSRO GTワールドチャレンジが新型コロナウイルス(Covid-19)により延期され、オンラインによるEスポーツシリーズが考案された。

舞台は「GTワールドチャレンジPowered by AWS」の公式レースシミュレーションゲームである Assetto Corsa Competizione。シリーズは全5ラウンドで、3クラスが別々にレースを行い、最後に各クラスのトップパフォーマーを招聘し、グランドフィナーレが開催される。

マクラーレンから10名が参戦

マクラーレンからは10名のドライバーがSRO EスポーツGTシリーズに参戦。6名はリアルなレーシングドライバー同士で争われるProシリーズに、レーシングシミュレーションで既に十分な実績のある「シム」レーサーの4名がシルバー・シリーズにそれぞれ出場。また、このEスポーツシリーズには、一般参加の「ホット・ラップ」で決まるAmクラスもある。

F1を制したジェンソン・バトン

SRO EスポーツGTシリーズに参戦するジェンソン・バトン

マクラーレンProクラスの筆頭は、2009年F1チャンピオンのジェンソンバトン。4月初めのF1バーチャルグランプリでEスポーツへのデビューした経験から、Jenson Team Rocket RJNのチームオーナーとして、McLaren 720S GT3でGTシリーズに参戦する。

ファクトリードライバーのベン・バーニコート

SRO EスポーツGTシリーズに参戦するベン・バーニコート

マクラーレン・カスタマー・レーシングのファクトリードライバーであるベン・バーニコートは、新設チームの2Seas Motorsportから参戦。

バーニコートは、マクラーレン・カスタマー・レーシングの複数のチームでレースをしてきた経験を持ち、720S GT3のテスト兼開発ドライバーを務めた人物でもある。

カスタマー・レーシング 59 Racing マーティン・コドリッチ

カスタマー・レーシングのチームである59 Racingからは、ベテランドライバーのマーティン・コドリッチが参戦。コドリッチは、昨年10月のバサースト12時間レースでクラス優勝を飾り、今年はオーストラリア耐久選手権に参戦する。

マクラーレン・カスタマー・レーシングチームから3名

SRO EスポーツGTシリーズに参戦するマイケル・オブライエン

マクラーレンはSRO EスポーツGTシリーズに、カスタマー・レーシングがオリジナルチームを編成し参加する。マクラーレン・カスタマー・レーシングの720S GT3をドライブするのは、2018年にマクラーレン・オートモーティブ・ドライバー・デベロップメント・プログラム(DDP)に所属していたマイケル・オブライエン。

バーチャルグリッドには、カスタマー・レーシングのチームがエントリーする720S GT3がさらに2台並び、Teo Martin Motorsportからは、GTレーサーのファブリツィオ・クレスターニが参戦。

イギリスGTのトップチームであるBalfe Motorsportからは、ベンジャミン・タスティングが出場する。

シルバークラスに参戦する4名

Eスポーツのシムレーサーで争われるシルバークラスに参戦するのは、SROチャリティーチャレンジのウィナー、アルトゥル・カメラーとG2 Esportsのトップドライバーであるニルス・ナウヨクス。

また、Racing oN3からはパトリック・セルヴァが出場し、AJAR Simracing Teamからはユーラ・ペトリチェンコが参戦する。

オンライン配信されたEスポーツGTシリーズ

2020年SRO EスポーツGTシリーズは、4月26日(日)中央ヨーロッパ時間13:35に開幕し、Proとシルバーの両シリーズがそれぞれ1時間のレースを開催。

中継は、GTワールドのYouTube及びDailymotionアカウント、SROモータースポーツのTwitch及びFacebookページなど、様々なチャネルで配信された。

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