LIXILビバ、増収も販管費増や特別利益減で減益

LIXILビバ(埼玉県さいたま市)は5月11日、2020年3月期決算を発表した。売上高は前期比4.2%増の1885億600万円、営業利益は7.5%減の100億1000万円、経常利益は7.1%減の93億8900万円、当期純利益は64.2%減の65億9700万円。増収となったが販管費の増加の他、前期は特別利益として全連結子会社の吸収合併に伴う117億4400万円の抱合せ株式消滅差益があったことから、純利益は大幅減となった。

7カ所の新店舗出店効果や、リフォーム商材・サービスの販売が好調で増収となった。リフォーム関連の売上高は6.7%増の763億3900万円、ホームセンター商材は2.0%増の663億5000万円、一般商材は3.7%増の439億8300万円、その他が3.3%減の18億3200万円。ホームセンター事業の売上高は4.2%増の1885億600万円となった。一方で人件費や先行投資費用としての物流費、システムコストの増加もあり減益となっている。

2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大に伴い予想が困難であるとして発表を見送った。

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