SRO EスポーツGT第2戦スパ・フランコルシャンはアウディ勢が両クラスとも制す

 GTワールドチャレンジやインターコンチネンタルGTチャレンジを運営するSROモータースポーツ・グループは5月10日、オンライン上でアセット・コルサ・コンペティツォーネを使ったeスポーツシリーズ『SRO EスポーツGT』第2戦スパ・フランコルシャンを開催した。プロシリーズでは、ロレンソ・マルクッチ(アウディR8 LMS/LPレーシング)が優勝を飾った。

 GTワールドチャレンジ・ヨーロッパやアジア、アメリカなど、SROが運営するGT3カーレースは多くが新型コロナウイルスの影響で延期を強いられているが、アセット・コルサ・コンペティツォーネを使った『SRO・Eスポーツ・チャンピオンシップ』を使い、全6戦のシリーズを開催する。第2戦の舞台は、スパ24時間を開催しているスパ・フランコルシャンだ。

 前戦に続き、今回もジェンソン・バトン(マクラーレン720S GT3/ジェンソン・ロケット・レーシング)が参戦したスパ戦。さらに今回は2018-2019フォーミュラE王者のジャン-エリック・ベルニュ(フェラーリ488 GT3/コーチ・デイブ・アカデミー)も参戦した。ただ、両者に加えラファエル・マルチェッロ(アッカASP/メルセデスAMG GT3)など有力ドライバーは序盤にアクシデントでリタイアを喫してしまう。

 そんななか、GTカーレースではそれほどメジャーな存在ではないマルクッチは、ポールポジションからリードを築くとそのまま優勝。2位にはイバン・パレーラス(アウディR8 LMS/フェニックス・レーシング)が入り、アウディがワン・ツー。シルバーでもアンドレア・カポチアが優勝し、アウディ勢がスパ戦を好結果で終えることになった。

SRO EスポーツGT第2戦スパ・フランコルシャンの様子
SRO EスポーツGT第2戦スパ・フランコルシャンの様子

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