占星術・文化・科学から考える“月”パワーの秘密…。

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最近SNSなどでもよく話題になる“月”。そのパワーのヒミツを、3つの視点からフォーカスしてみました。月のパワーを味方につけ、いつも"前向き"を意識したいですね。

《占星術》

あなたの内なる部分にエネルギーを与えてくれる

By 占いの館「ルーナ」 紫陽(しお)さん

自分でも気づいていない内面と向き合う手助けをしてくれるのが月。占星術には太陽が司る「太陽星座」と、月が司る「月星座」があります。太陽星座はその人の社会的な面を表し、生年月日から導き出す一般的な星座のこと。一方、星座は内面を表し、ホロスコープ(天体配置図)から導き出されます。月星座も知って内面に意識を向けることで、より自分らしく輝けるようになります。

さらに、新月は誕生のとき。「新月→満月」は物事を育てる、「満月→新月」は不要なものを手放すときでもあります。新月に目標を立てて満月に振り返り、次の新月に向けて軌道修正していけば、きっと月が力を貸してくれるはず。月のリズムで、自分の暮らし方や目標を見直してみませんか?

【profile】

西洋占星術に精通し、タロットや四柱推命などの占術を組み合わせトータルに占う。その人の本質や内面を占いから読み解き、進むべき道へと手を差し伸べ導いてくれる。

◎2020 moon calendar

5/7 thu. …満月

5/23 sat. …新月

6/6 sat. …満月

6/21 sun. …新月

7/5 sun. …満月

7/21 tue. …新月

8/4 tue. …満月

8/19 wed. …新月

9/2 wed. …満月

9/17 thu. …新月

10/2 fri. …満月

10/17 sat. …新月

10/31 sat. …満月

11/15 sun. …新月

11/30 mon. …満月

12/15 tue. …新月

12/30 wed. …満月

◎Special day

・10月1日(木)中秋の名月

旧暦の8月15日。月へ豊作の感謝や祈りを捧げる日でも

・10月31日(土)ブルームーン

1カ月で2回目に巡る満月。願いが叶うという言い伝えがある

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《日本の文化》

夜の神さまであり暮らしに欠かせない存在

By 月讀神社 宮司 榊原伸さん

日本の民族信仰から生まれた神道では、昼は太陽の神さまに、夜は月の神さまに守られていると考えています。特に、夜に漁へ出る漁師にとって、月は守り神のような存在。当神社にも、安全と大漁の祈願をしに参拝に来られます。また、先人たちは月の満ち欠けを暦にしたり、月の動きを基準にして種まきの時期を決めるなど、月は生活と密接にかかわっていました。「満月や新月の日は出産が多い」というのは、今の時代でもよく聞く話。月は底知れない不思議な力を秘めているといえますよね。

【profile】

月読命、月夜見命、月弓命を祀る長崎県壱岐市の月讀(つきよみ)神社で宮司を務める。同神社は、新月・満月の出産が多いことから、安産、また海、農耕の神さまとしても知らる。

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《科学》

最も身近な天体として科学の発展に貢献

By 大阪市立科学館 学芸員 西岡里織さん

約1カ月のサイクルで満ち欠けを繰り返している月は、昔からカレンダーのような存在として、人々の暮らしに溶け込んでいました。ところが約400年前、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で月の観測を行ったことを皮切りに、一転"研究"対象に。科学の発展に多大な影響を与えました。また、潮の満ち引きも、月のパワーの一つ。海は生命の源でもあります。もしかしたら生物の進化や繁栄に、月が何か影響しているのでは…と考えると、宇宙の不思議にワクワクしませんか。

【profile】

「宇宙とエネルギー」をテーマにした大阪市立科学館の学芸員。本物の星空の下で話を聞いているような臨場感が味わえるプラネタリウムの解説を担当。