氷川きよし 6/9発売ニューアルバムは新録11曲、作詩にも初挑戦した意欲作 いきものがかり水野良樹も楽曲提供

今年、デビュー満20周年を迎えた氷川きよし。 2020年、第35弾シングルの新曲『母』(2月4日発売)は オリコンシングルチャートで最高位2位をマークし、順調な2020年のスタートを切った中、全世界的に拡大する新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、2月28日(金)の習志野文化ホールの公演以降、コンサートを延期している状況が今もなお続いている。
世界中がコロナの脅威に怯える中、氷川は自身のInstagramでメッセージやアカペラ歌唱などをアップ。また先日、本人発案によりYouTubeで公開したMVも大きな話題となっている。

そんな中、氷川が6月9日(火)に発売を予定している初めてのポップスアルバム『Papillon(パピヨン)-ボヘミアン・ラプソディ-』の詳細が明らかになった。
収録内容は昨年大きな話題となり、年末の紅白歌合戦や日本レコード大賞などでも歌唱した『限界突破×サバイバー』やGReeeeN作詩作曲による『碧し』などの既発曲に加え、昨年のスペシャル・コンサート2019で歌唱し話題となった、湯川れい子氏訳詩によるクイーンのカバー曲『ボヘミアン・ラプソディ』や録り下ろしの新曲など全14曲を収録。Aタイプ(初回完全限定スペシャル盤)は新作MVを収録したDVDつきとなっている。
新曲の中にはいきものがかり水野良樹が作詩・作曲を手掛けた『おもひぞら』、上田正樹作曲で、氷川本人が「kii」というペンネームで初めて作詩にチャレンジした『Never give up』なども収録。

”生きる”ということ、命の尊さ」をテーマにした今作は2019年夏ごろより構想を開始。
本格的なレコーディングは秋から年明け2月ころまでコンサートなどの合間を縫って行われましたそう。

Bタイプ(通常版)CD:COCP-41181/¥2,909+税 ※豪華歌詩ブックレット ※ステッカー封入(Bタイプ絵柄)

キービジュアルとなるジャケットはタイトルチューンで”蝶”という意味のある「Papillon(パピヨン)」から、蝶が舞うような衣装で撮影。蛹をイメージしたレース柄のボディスーツに特殊な金のメタリックオーガンジー素材を使って作成したローブを纏い、今までにないアーティスティックなイメージを大事にしたビジュアルとなっている。

Aタイプ(初回完全限定スペシャル盤)CD+DVD:COZP-1669-1670/¥3,545+税 ※豪華歌詩ブックレット ※ステッカー封入(Aタイプ絵柄)

また、初回完全限定スペシャル盤では初の17cm紙ジャケット仕様を採用。黒のレース地にプリーツの入った衣装で正面を見つめる、目線にメッセージを込めたビジュアル。

また、今作の初回限定盤には新曲MV4曲を含め、5曲のMVを収録。
『Papillon(パピヨン)』のプロモーションビデオも同じ衣装で東京近郊のスタジオで制作。蛹から蝶にはばたく姿を風とセットを利用して壮大に撮影された。
『不思議の国』では氷川が「不思議の国のアリス」風の衣装で世界観を演出。王子風の衣装とアリス風の衣装の二役の氷川が楽しめる作品。
『キニシナイ』『おもひぞら』の2曲はすでに発表されている『確信』と同様、スマートフォンでの撮影で挑んだ作品。どれも氷川ディレクションとして「directed by HK」となっている。

氷川きよしコメント

人間にとって何が大事かということを考えさせてもらえる作品をいっぱい集めました。今まさに、”生きる”ということ、命の尊さをあらためてこのアルバムで、私の歌で、伝えていけたらと思っています。
『ボヘミアン・ラプソディ』(日本語訳詩)を除く13曲がオリジナル。その内、書き下ろし10曲。全14曲を収録した、氷川きよしとして初のオリジナルポップスアルバムです。
「令和」という時代に変わって2年目の2020年。
演歌を20年歌って、いろいろな経験をさせていただいて、そこからまた、次のステップに行くため、自分の中でのスタートを切るアルバムになりました。

『Papillon(パピヨン)-ボヘミアン・ラプソデイ-』収録曲、各曲へのコメント

1. 『Papillon』新曲(作詩:塩野雅、作曲:塩野雅、編曲:NaO)
一番、何よりも大事なのは”命”ということがテーマで、今回のアルバムの表題曲となりました。まさしく、自分自身のことを歌っているような思いです。さなぎが蝶に変化していくように、人間として輝くというステップですかね。様々なこの社会の中で、”自分らしく生きる”ということを伝えたい。愛する人のために生きるという思いがすごく表現されている作品です。

2.『不思議の国』新曲(作詩:塩野雅、作曲:塩野雅、編曲:NaO)
この作品は、MV でもドレスで氷川きよし風アリスを表現したり、王子様のような衣装でマッドハッターに変わったり、行き来している世界を表現したんですけど、それこそ「不思議の国」だなという世界観を持っている曲で、ロックの安心感のあるサウンドが、すごく耳に心地いい一曲です。

3.『キニシナイ』新曲(作詩:柳田しゆ、作曲:梅堀淳、編曲:梅堀淳)
今、インターネットとかで、いろんな情報が飛び交っていて、フェイクニュース、噂、中傷もあり、信じて行動してしまう人もいる。本来の SNS というのは正しい情報を送るものなのに。そういう世界に対して、自分から歌で発信したいなと思って出来上がった作品です。「目を見て話そうよ」と言うことをEDM のサウンドにのせて、この令和の時代に向けて発信する EDM のサウンドです。

4.『確信』既発曲(作詩:塩野雅、作曲:塩野雅、編曲:NaO)
自分自身が確信したことを表現した作品で、42 年生きてきて、確かにこの歌詞の通りだなと思うことばかり。明日が来なかったり、今日が最後だとしたらやっぱり悔やまぬように自分の思ったことをしっかりやるってことが大切だと思います。周りの目とか、周りからどう思われるということよりも、自分らしく人生を生きるということを表現したロックです。

5.『限界突破×サバイバー』既発曲(作詩:森雪之丞、作曲:岩崎貴文、編曲:籠島裕昌)
これはまさしく、自分がこうありたいという氷川きよし像を体現させてもらったような曲で、本当に「ドラゴンボール超(スーパー)」と悟空に感謝しています。自分が幼少期にやりたかった、表現したかった一曲だったんだなということを感じます。

6.『青い鳥』新曲(作詩:朝倉翔、作曲:永井龍雲、編曲:野中”まさ”雄一)
去年の中ごろに作家の先生が「青い鳥」というテーマで作ってくださったんです。本当に偶然なんですが、自分が一緒に生活していたミーちゃんというオキナインコの青い鳥がいたんですけど、同じころにいなくなってしまって、自分がこういうストーリーで作ってほしいとお願いしたわけではなかったのにこの作品が来たんです。たまたまこのアルバムの発売月でミーちゃんがいなくなってちょうど 11年経つので、今回収録させていただきました。ミーちゃんに対しての思いがリアルな表現になった一曲で、いなくなってしまってすごく辛いんですけど、心の中ではずっと”青い鳥”ミーちゃんが生きていると思っています。

7.『Love Song』新曲(作詩 : JUTA、作曲:JUTA、編曲:山口俊樹)
愛する一人の人に対しての思いを歌った作品です。好きな人がいて、ありのままの自分を愛してくれる、その人のために捧げる主人公の思いを表現した一曲。氷川きよしの最極のバラード作品が出来上がりました。

8.『This is love』新曲(作詩:chalaza、作曲:chalaza、編曲:野中”まさ”雄一)
これは、男性の包容力とか、女性が男性にかけてもらいたい言葉がすごく表現された作品で、優しく全てを包み込んでくれるような男性の心を低音で歌って表現した一曲です。

9.『碧し』既発曲(作詩:GReeeeN、作曲:GReeeeN、編曲:GReeeeN 、高田翼【 Diosta inc 】)
「2月2 日」の歌詞からはじまる GReeeeN が書いてくれた「 NHKラジオ深夜便」のテーマソングになった曲です。自分自身のそのまま素直な気持ちを歌っている作品です 。

10.『おもひぞら』新曲(作詩:水野良樹、作曲:水野良樹、編曲:鈴木豪)
故郷から18 歳の時に上京して、その時の両親の思いと自分自身の思いを表現してくれているような作品です。いきものがかりの水野さんが、今回、はじめて作品を提供してくださって、本当に氷川きよしのことを見ながら、中身を、心の中を悟られているような感覚で、歌わせていただいています 。

11.『Never give up』新曲(作詩:kii、作曲:上田正樹、編曲:上田正樹)
プライベートでも親交のある上田正樹さんに作曲をお願いし、私自身がはじめて、発売する作品に詩を書かせて頂きました。小さい時の思いとか、今現在の思いとか、そういったものを表現して います。 自分自身、何度も大きな波があったり、葛藤があったり、苦しんだり悲しんだりして、でも”諦めない”という気持ちでこの芸能の世界でやってきました。幼少期の頃の”遠いあの日”から始まる、氷川きよしの思いをストレートに素人ながら一生懸命に書かせて頂きました。R&Bなんですよ。

12.『Going my way』新曲(作詩:笹本安詞、作曲:笹本安詞、編曲:笹本安詞)
昭和のポップスの一番いい時、そんなテイストのサウンドがすごく耳に心地よくて、歌っていても大変爽快感がある一曲。まさしくこの歌詞の中の思いは、自分と重なるものです 。

13.『笑っていこうぜ!』新曲(作詩:岩崎貴文、作曲:岩崎貴文、編曲:岩崎貴文)
どんなことがあっても、笑っていかないといけないなと思いますし、やっぱり人生には日々、苦悩が多くあると思うんですけど、その中でも少しでも 笑って、ポジティブにいかなきゃいけないなって思います。人の明るさ、皆さんで盛り上がるような感じで そんな思いを込めました 。

14.『ボヘミアン・ラプソディ』新曲 カバー曲(作詩:フレディ・マーキュリー、作曲:フレディ・マーキュリー、訳詩:湯川れい子、編曲:佐藤準)
フレディ・マーキュリー作詩の作品でありますけど、フレディのスターである立場と、人間フレディの苦悩。そのフレディの思いがすごく伝わっている作品で、 45 歳という若さで亡くなったフレディの魂を心で感じながら、日本の方に日本語で、魂で歌わせていただきたいと思いますし、あれだけの大きな作品を日本語で詞を書いてくださった湯川れい子先生に感謝しております。

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