気象庁は、八重山地方(沖縄の石垣島・与那国島地方)で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、12日午前6時40分過ぎに記録的短時間大雨情報を発表した。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
石垣市市街地付近 120ミリ以上(午前6時40分)
竹富町竹富島付近 約120ミリ(午前6時40分)
梅雨入り直後の大雨
沖縄付近には梅雨前線が停滞し、11日(月)に沖縄地方は梅雨入りの発表があった。
12日(火)は、湿った空気の影響で梅雨前線の活動が活発化し、猛烈な雨が降っている。夕方頃にかけて発達した積乱雲の下での落雷や突風、急な強い雨に注意し、土砂災害などにも警戒が必要となる。
■記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。