マイコラスは巨人で才能開花! MLB“成り上がり”選手ベストナインに選出

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:AP】

セカンドチャンスをものにした26人でロースター プレーオフを狙えるチームに

前球団で思うような成績を残せなかったものの、移籍後に這い上がった選手でベストナインを作ったらどんなチームが出来るのか。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「セカンドチャンスをものにした選手で作るベストナイン」とする特集を掲載。セカンドチャンスで花開かせた26人のロースターには、元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が選出された。

記事では他球団移籍後に活躍した選手たちでロースターを作成。「このチームは2020年にプレーオフ進出が出来るかもしれないと思えるチームになった」と紹介している。

先発投手の枠で選ばれたマイコラスは2009年にドラフト7巡目でパドレス入団。2012~2014年の3年間でメジャー37試合に登板したが、91回1/3を投げて防御率は5.32。2014年オフにはレンジャーズから巨人へ移籍した。巨人時代の3年間では制球力と奪三振率が大きく向上。その後、カージナルスでメジャー復帰した。2年契約を結ぶと、1年目に18勝4敗、防御率2.83という好成績を残し、昨年2月には4年総額6800万ドル(約72億6600万円)の契約延長を勝ち取った。昨季は9勝14敗、防御率4.16と成績を落としたが、2年連続で先発ローテーションを守り、ポストシーズンでは躍動した。

また、メジャーでの防御率5.38からわずか2年でオールスターに出場するようになったパドレスのカービー・イエーツ投手も選出。記事では「彼が苦労していた時、マサヒロ・タナカが投げているスプリットを見た。オフシーズンのキャッチボールの中でその投球(タナカのスプリット)を取り入れ、チームメートのアレックス・カッブのアドバイスにより、三振を取るための武器へと磨いた」と這い上がった理由として田中のスプリットを紹介している。(Full-Count編集部)

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