牛丼でおなじみの松屋が、「シュクメルリ」で話題になった世界紀行シリーズの第2弾として発売した「カチャトーラ」。
実は自宅でも簡単に作れるうえ、自宅待機の巣ごもりメニューとしても優秀な一品であることをご存じでしょうか。今回はこのカチャトーラを、本場イタリアのレシピで作ってみました。
鶏肉のカチャトーラのレシピ
(1)タマネギ、ニンジン、セロリをすべてみじん切りにします。
(2)ニンニクは皮をむいて、包丁でつぶしておきます。
(3)鍋に少しだけオリーブオイルを垂らし、塩胡椒した鶏肉を軽く焼きます。鶏肉から油が出るので、オイルは本当に少しでOKです。
(4)鶏肉の表面に軽く焼き色がついたらみじん切りにした野菜、つぶしたニンニク、ローズマリー、赤ワインを入れ、軽く混ぜながら火を通します。
(5)ワインが沸騰してぐつぐつ音が聞こえたら、湯むきしたトマトを入れ、さらに煮込みます。
(6)15〜20分ほど煮込んで水気が少なくなったら完成。刻んだイタリアンパセリをふりかけていただきます。皿の上で粉チーズをかけたり、オリーブを添えるのもおすすめです。
材料について:
イタリアでは1羽まるごとをぶつ切りにした鶏肉や、骨付きのもも肉を使用することが多いですが、日本では手に入りにくいため一口大に切った通常のもも肉を使用して問題ありません。
また使用する野菜はトマトのほかタマネギ、ニンジン、セロリの3つが一般的ですが、パプリカやズッキーニ、きのこ類などを入れてアレンジするのもおすすめです。トマトは同量のトマト缶で代用できます。
手軽に作れてごちそう感もあるメニュー
「カチャトーラ」とはイタリア語で「猟師」を表す言葉で、鶏肉のカチャトーラは「鶏肉の猟師風」という意味になります。
猟師ならイノシシやシカのほうがそれらしいのではという疑問もありますが、イタリアでは肉と野菜を混ぜた料理に「猟師風」と名付けられることが多く、鶏肉のカチャトーラもそんな料理のひとつです。
レシピをざっくりまとめると「鶏肉とみじん切りした野菜をトマトで煮込んだ料理」で、ざっくりと作っても失敗なく美味しくできるのがポイント。
材料がない場合でも他の野菜で代用しやすく、多少材料が足りなくても問題ありません。今回作ったときも、赤ワインがなかったので白ワインで代用しましたが、美味しくできました。
下ごしらえした材料を鍋に入れてしまえば、あとは放置でできるので自宅勤務で忙しい人にもおすすめ。またコトコト煮込んでいる間、別のことをして待っているのも楽しい時間です。
手軽に作れてごちそう感もある鶏肉のカチャトーラ、外出自粛で自宅にいる時間が長い今だからこそ、試してみてはいかがでしょうか。