早急な学生支援策を 学生団体「FREE」代表・岩崎さん

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学生への支援を訴える岩崎さん(FREE提供)

 新型コロナウイルス感染拡大が学生に与える影響を調査し、緊急提言をまとめた「高等教育無償化プロジェクト FREE」の代表を務める東京大4年、岩崎詩都香さん(21)=長崎市出身=は、学生への早急な支援を求める。
 同団体が4月にインターネットを通じて学生1200人にアンケートをしたところ、新型コロナによる生活困窮で約2割が「退学などを検討している」と回答。収入を絶たれ、追い詰められる学生の現状が浮き彫りになった。こうした結果を踏まえ、岩崎さんらは、国に対し国公立・私立問わず一律の授業料半額免除などの対策を求めている。
 県立長崎西高卒。母子家庭で育ち、自身も経済的に恵まれているわけではない。「大学進学は自分の選択」と自己責任論を突き付けられることもあるが、「大卒でなければ就けない仕事や企業があり、大学生も社会構造に組み込まれているのが現実。学生の困窮問題について社会全体で考えるべきだ」と指摘する。
 困窮している学生に「一人で悩まず、自分が通っている教育機関に相談してほしい。それが難しければ私たちの団体に声を託してもらえれば」と呼び掛けた。