三井不動産が過去最高の決算、請負・戸建て分譲は減収

三井不動産(東京都中央区)は5月12日、2020年3月期決算を発表した。売上高は2.4%増の1兆9056億4200万円、営業利益が7.0%増の2806億1700万円、経常利益が1.7%増の2585億1000万円、当期純利益が9.1%増の1839億7200万円。オフィスや商業施設といった賃貸事業の好調などで、売上・各利益とも過去最高を更新した。売上高は8期連続、各利益は6期連続の更新。主に三井ホーム(東京都新宿区)が手がける新築請負、主に三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)が手がける戸建て分譲は減収だった。

新築請負の売上高は1.4%減の1658億1800万円。受注工事高は16.6%減の1384億9400万円だった。国内戸建て分譲は6戸増の481戸を販売したが、売上高は1.6%減の326億3800万円となった。

新型コロナウイルスの影響が続く中だが、2021年3月期業績予想も発表。売上高が2.9%減の1兆8500億円、営業利益が28.7%減の2000億円、経常利益が34.6%減の1690億円、当期純利益が34.8%減の1200億円を見込んでいる。

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