【新型コロナ】県内で新たに15人の感染を確認 うち4人は感染経路不明

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県内で12日、2人の死亡と、男女15人の感染が確認された。新たな陽性判明者のうち4人は感染経路が不明。

 横浜市内では、聖マリアンナ医科大横浜市西部病院(同旭区)に入院していた80代男性が死亡。また20~90代の男女5人の感染が新たに判明した。4人は同病院の医師らで50代の女性看護助手は陽性患者と接触する機会はなく、市は市中感染の疑いがあるとした。同病院の感染者は64人、死者は11人となった。残りの1人はクラスター(感染者集団)が発生している牧野記念病院(同市緑区)の20代の女性看護師。

 川崎市内では、感染が判明していた高津区の70代男性が死亡。院内感染が発生した川崎協同病院(同市川崎区)で一時期、陽性患者と同じ部屋に入院していた。院内感染で亡くなったのは5人目。

 県所管域では、院内感染が確認されている小田原市立病院(同市久野)の50~90代の男性患者7人と、20代の女性看護師1人の計8人が感染。いずれも中等症という。患者5人は同室で、看護師も同じ病棟を担当していた。

 このほか、平塚と座間に居住する10代の女性2人の感染も確認。いずれも軽症という。

© 株式会社神奈川新聞社